3月1日(日本時間2日)に米・ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズ・センターで開催されるプレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で行われる、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30戦全勝(28KO)=に、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=が挑むタイトル戦は、ローチが出場しない場合の代役として、元WBC世界フェザー級王者で、現在、WBC世界スーパーフェザー級2位、WBO3位、WBA&IBF5位にランクされるマーク・マグサヨ(フィリピン)=27勝(87KO)2敗=がスタンバイ。

primevideo PPVにより生配信されるデービスvsローチ興行は、当初、2024年12月14日(日本時間15日)に米・テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターでの開催が、一度は発表されながら延期されていた。

現在のところ、ローチにけがや病気の情報はなく、マグサヨはリザーバーという形になるが、何としても興行を完遂させたいPBCの意気込みが伝わって来る。

日本では昨年、12月24日に東京・有明アリーナで開催が予定されていた、4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手に、IBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)=19戦全勝(8KO)=が挑むタイトル戦が、試合10日前にグッドマンの負傷により、急遽、1ヶ月間延期された。

また、昨年大晦日に試合開催が決まっていた、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ。王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=17戦全勝(9KO)=に、前王者で、現在6位にランクされる井岡一翔(志成)=31勝(16KO)3敗1分=選手が挑むタイトル戦が、マルティネスのインフルエンザ羅漢により、前日計量の直前に中止が発表されていた。

日本での連続したアクシデントが引き金となったかどうかはわからないが、この報を受け、海外のファン、関係者からは「ローチよりもマグサヨとデービスの戦いが見たかった」などと、リザーバー、マグサヨに対して、好感と期待の声があがっている。