2階級制覇のWBC世界フェザー級王者スティーブン・フルトン(米)=23勝(8KO)1敗=が、3階級制覇を賭けてWBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米)=23勝(12KO)3敗=に挑むタイトル戦は、両陣営が対戦契約に同意。
試合は8月16日(日本時間17日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される事が明かにされている、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗2分=の再戦興行に組みこまれる。
2023年7月25日に東京・有明アリーナで行われた、WBC&WBO世界スパーバンタム級タイトル戦で、井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手に8回TKOで敗れ王座を追われたフルトンはフェザー級に転向。

昨年9月14日(日本時間15日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた再起戦では、現WBC世界フェザー級2位にランクされるカルロス・カストロ(米)=30勝(14KO)3敗=と対戦。
互いに譲らぬ展開で迎えた第4ラウンド、フルトンはカストロの右ストレートでダウン。ダメージは大きかったが、サークリングとクリンチでピンチを脱し終了ゴングに逃げ込むと、5回には反撃に転じ追い上げたが、カストロは容易に崩れず10回を終了。苦しみながらも、96-93、95-94フルトンと、95-94カストロのスプリット判定で勝利。
フェザー級転向第2戦となる、2月1日(日本時間2日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WB世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米)=25勝(19KO)2敗1分=への挑戦試合では、不利の予想を覆し12回判定勝ちで2階級制覇に成功した。

一方のフォスターは、11月2日(日本時間3日)に米・ニューヨーク州ヴェローナ、ターニング・ストーン・リゾート&カジノで行われた、ロブソン・コンセイサン(ブラジル)=19勝(9KO)3敗1分1NC=とのダイレクトリマッチを、115-113、115-113フォスターと、115-113コンセイサンのスプリット判定で制し世界王座奪還に成功。
王座返り咲きを果たしたフォスターは、同じトップランクファイターのWBO世界同級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=39勝(32KO)2敗1分1NC=との王座統一戦を希望したが、両者による王座統一戦は具体化する気配もなく時が流れていた。