7月19日(日本時間20日)に米・ラスベガスのMGMグランドでWBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗2分=に挑戦。12回を引き分け、約3年11ケ月ぶりとなる驚異のリング復帰を果たした、46歳の元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)=62勝(39KO)8敗3分=が、12月に予定する復帰第2戦相手の筆頭は、WBA世界同級レギュラー王者ロランド・ロメロ(米)=17勝(13KO)2敗=である事が明かになった。
MPプロモーションのショーン・ギボンズが明らかにしたもので、「現時点では何も決まっていない」としながらも、「マニーは46歳で歴史を作る為に意味のある試合を望んでいる。現時点ではバリオスはない。マニーはロリー・ロメロのWBA王座を狙っている」(ギボンズ)。
WBA世界同級は1位シャハラム・ギヤソフ(ウズベキスタン)=17戦全勝(10KO)=がオフィシャル・チャレンジャーとして認定されているが、9月6日(日本時間7日)に英・ホートン・ル・スプリングのレイントン・メドウズ・アリーナで行われる、同級7位パット・マコーマック(英)=7戦全勝(5KO)=と、同級12位ミゲル・パラ(メキシコ)=25勝(17KO)5敗1分=の一戦が、新たに挑戦者決定戦として承認されている。
2019年7月20日(日本時間21日)に、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、キース・サーマン(米)=31勝(23KO)1敗1NC=を12回判定で破り、史上最年長のウェルター級王者となったパッキャオは、自らの記録を更新し新たな歴史を作りたいと考えている。
パッキャオとロメロは共にプレミア・ボクシング・チャンピオンズの傘下にあり、対戦をまとめやすい環境にある。12月17日には47歳の誕生日を迎えるパッキャオは、次の試合は前回(バリオス戦)よりもっと良くなると語っているが、果たして。