9月9日(日本時間10日)に行われたIBF世界フライ級指名戦。矢吹正道(LUSH緑)=18勝(17KO)4敗=選手と、同級1位フェリックス・アルバラード=42勝(35KO)4敗=の入札は、、マニー・パッキャオ率いるMP・プロモーションが単独の3万ドル(約442万円)で落札に成功。
ファイトマネーの分配は王者の矢吹選手が1万9500ドル(約287万円)。挑戦者のアルバラードが1万500ドル(約155万円)となる。IBFは試合開催までの期限を90日間に設定。MP・プロモーションは期限内に試合日時、会場を決める事になる。
矢吹選手は3月29日に愛知県国際展示場で、IBF世界ライトフライ級王座を保持したまま、IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)=18勝(8KO)1敗=が保持していた王座に挑み、痛烈な12回1分54秒TKO勝利で2階級制覇に成功した後、4月8日付でIBF世界ライトフライ級王座を返上。

フライ級王座を保持して行くことを決めた矢吹選手に対し、IBFは120日以内にアルバラードとの対戦を義務付けたが、矢吹選手がアヤラ戦で負った右頬の傷の完治を待って対戦する事で両陣営は同意。矢吹選手は自身のSNSでアルバラードとの対戦は、10月12日に決まった事を報告していたが、先月、それが消滅した事を知らせたが、「指名期限があるので近々発表できると思います」としていた。
3万ドルという安い金額で矢吹vsアルバラードを落札した、MP・プロモーションのショーン・ギボンズは意気盛んで、同プロモーションの隆盛に万々歳。
それにしても、矢吹選手のファイトマネーが僅か287万円とは。陣営はチャンピオンを護ってやれなかったのか。入札にも参加しなかったプロモーターとの間に何があったのかはわかりませんが、全く持って驚きました。