WBC、IBF世界バンタム級王者”ビッグバン”・中谷潤人(M・T)=31戦全勝(24KO)=選手は、保持する世界バンタム級王座返上が秒読み段階となり、WBA世界スーパーバンタム級1位にランクイン。次戦は12月27日(日本時間28日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、”リヤド・シーズン”へ出場する事も決定。

同日のメインイベントは、4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手に、WBC世界同級1位アラン・デビッド・ピカソ(メキシコ)=31勝(17KO)無敗1分=が挑むタイトル戦で、ピカソをプロモートするサンフェル・プロモーションのフェルナンド・ベルトランは、既に契約書にサイン済である事を公表した。

また、日本で予定されていた中谷選手の次戦が、サウジアラビアで行われる事になったのは、同国のトゥルキ・アラルシク大臣の意向によるものであるとし、中谷選手の対戦相手には同プロモーションに所属する、WBC世界スーパーバンタム級8位、WBO10位、IBF12位セバスチャン・“ローガン”・エルナンデス(メキシコ)=20戦全勝(18KO)=になるとしている。

Sebastian Hernandez

24歳のエルナンデスは5月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ アリーナで開催された、トップランク興行で、ルイス・ネリ(メキシコ)、アラン・ピカソ(メキシコ)の世界上位ランカーに連敗中の元世界ランカー、アザト・ホフハニシャン(アルメニア)=21勝(17KO)6敗=と対戦し、98-91×3(9回、ホフハニシャンはホールディングで減点1)のスコアで勝利。18連続KOはならなかったが、10ラウンドを戦った事で貴重な経験を積んでいる。

中谷選手の対戦相手は、WBA世界同級2位ラモン・カルデナス(米)=26勝(14KO)2敗=が有力と見られているが、日本からサウジアラビアに開催地が変わった事で、対戦相手も変更になるのか。今後の動向に注目。