WBA世界スーパーライト級王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=18勝(17KO)1敗=は、11月14日(日本時間15日)に米・フロリダ州マイアミのマイアミのカセヤ・センターで開催される、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、人気YouTuberで、WBA世界クルーザー級14位にランクイされるジェイク・ポール(米)=12勝(7KO)1敗=によるエキシビションマッチをメインとする、モスト・バリュアブル・プロモーション(MVP)興行へ出場を予定。
ラッセルは7月12日(日本時間13日)に行われた、WBC世界同級タイトル戦。アルベルト・プエジョvsスプリエル・マティアスの勝者マティアスとの王座統一戦を希望していたが、勝利したマティアスは同級1位ダルトン・スミス(英)=17戦全勝(13KO)=との指名戦を義務付けられ、入札により興行権はマティアスをサポートするフアン・オレンゴのフレッシュ・プロダクションが190万ドル(約2億8千213万円)で落札に成功。年内に開催が予定されている。
WBAからは同級1位平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手との指名戦を義務付けられており、王座統一戦が実現しない限り平岡選手と戦う義務があるが、対戦相手に付いては言及されていない。

WBA世界同級は、7月5日(日本時間+4時間)にロシア・エカテリンブルクのDIVS・アリーナで行われた挑戦者決定戦で、2位にランクされていたカリトン・アグリバ(ロシア)=15勝(9KO)2敗=を、2回KOで破った同級12位ルーベン・ネストル・ネリ・ムニョス(アルゼンチン)=19勝(15KO)2敗=が、平岡選手の次の指名挑戦権を獲得している。
そして、7月11日(日本時間12日)にアルバニア・ティラナのアンフィ・シアターで開催された暫定王座決定戦で、戦績は立派だが実力が伴わないヘスス・コレア(ベネズエラ)=18勝(17KO)1敗=を2回でKOした、37歳の元キックボクシングの世界王者アレッサンドロ・リグッチーニ(イタリア)=31戦全勝(27KO)=が暫定王者となったが、試合を観る限り果てしなく世界レベルではない。
ラッセルの対戦相手は平岡選手しかないと思われますが、今後の動向に注目。