WBA世界スーパーライト級1位平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手の世界初挑戦がついに決定。11月14日(日本時間15日)に米・フロリダ州マイアミのマイアミのカセヤ・センターで、WBA世界同級王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=18勝(17KO)1敗=の持つ王座に挑戦する。

29歳の平岡選手は昨年9月3日に東京・有明アリーナで行われた挑戦者決定戦で、同級暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)=25勝(23KO)5敗2分=に9回TKO勝ちを収め挑戦権を獲得。WBAは今年4月に平岡選手とラッセルの指名戦を指令。交渉期限は5月21日(日本時間22日)までとされていた。

ラッセルは昨年6月15日(日本時間16日)に米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦で、アルベルト・プエジョ(ドミニカ)=24勝(10KO)1敗=に12回スプリットの判定で敗れ初黒星。

しかし、3月1日(日本時間2日)に米・ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズ・センターで行われた再起戦で、WBA世界同級王座を保持していたホセ・バレンズエラ(米)=14勝(9KO)3敗=を12回判定で破り世界王座を獲得。今度が初防衛戦となる。

KOで連勝街道を突っ走って来たラッセルも、ここ2試続いているサウスポーとの対戦は判定続き。プエジョ戦でのラッセルは空振りも多く、プエジョの右フック、左ストレートと、左ボディアッパーの前にポイントを失った。満を持しての世界初挑戦。平岡選手の王座奪取を期待。

Jake Paul vs. Gervonta Davis

同日のメインカードは、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、人気YouTuberで、WBA世界クルーザー級14位にランクイされるジェイク・ポール(米)=12勝(7KO)1敗=による195ポンド契約、12オンスグローブ使用のエキシビションマッチ10回戦で、放映はNetflix。

アンダーカードには平岡vsラッセルの他に女子トリオプル世界戦が組み込まれた。WBA、WBO、IBF女子世界スーパーフェザー級王者アリシア・バウムガードナー(米)=16勝(7KO)1敗1NC=に、挑戦者レイラ・ボードワン(カナダ)=13勝(2KO)1敗=が挑むタイトル戦。

WBC、WBO、IBF女子世界スーパーバンタム級タイトルマッチは、王者エリー・スコットニー(英)=11戦全勝=に、挑戦者マエリ・フローレス(メキシコ)=13勝(4KO)1敗1分=が挑戦。WBC世界女子ミニマム級王者ヨカスタ・バジェ(コスタリカ)=33勝(10KO)3敗=は、WBF王者ヤディラ・ブスティロス(米)=11勝(2KO)1敗=の挑戦を受ける。