WBO世界ライト級4位ガブリエル・フローレスJr(米)=27勝(8KO)2敗=と、元IBF世界スーパーフェザー級王者で6位にランクされるジョー・コルディナ(英)=18勝(9KO)1敗=による、世界同級挑戦者&インターナショナル王座決定戦が、12月13日(日本時間14日)に米・カリフォルニア州ストックトンのアドベンティスト ヘルス アリーナで開催される、マッチルーム・ボクシング興行に組みこまれた他、全カードが決定。

WBO世界同級はキーショーン・デービス(米)=13勝(9KO)無敗1NC=のオーバーウェイトによる王座剥奪を受けた王座決定戦が、1位アブドゥラ・メイソン(米)=19戦全勝(17KO)=と、2位サム・ノークス(英)=17戦全勝(15KO)=により、11月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドのANB・アリーナで開催される事が決定済。フローレスJr vs コルディナの勝者が、新王者への挑戦権を獲得する。

同日のメインカードではWBO世界スーパーミドル級3位、WBC8位、WBA9位、IBF13位のディエゴ・パチェコ(米)=24戦全勝(18KO)=と、WBO世界同級8位、WBC10位、IBF11位ケビン・レレ・サドジョ(フランス)=26戦全勝(23KO)=が対戦。試合はパチェコが保持するWBOインターナショナル王座と、空位のWBCシルバー王座を賭けて行われる。

Ernesto Mercado

17戦全勝(16KO)のレコードを持つ、23歳のKOパンチャー、IBF世界スーパーライト級11位、WBO14位エルネスト・”ティト”・メルカド(米)は、空位のWBOインターナショナル王座決定戦に出場。前王者(体重超過で王座剥奪)でWBO世界同級13位のアントニオ・モラン(メキシコ)=31勝(21KO)7敗1分=と対戦。

元WBC女子世界フェザー級王者スカイ・ニコルソン(オーストラリア)=14勝(3KO)1敗=と、元WBC女子世界バンタム級&元IBF女子世界スーパーバンタム級王者ユリアン・ルナ(メキシコ)=28勝(4KO)4敗1分=による、WBC女子スーパーバンタム級暫定王座決定戦。

WBC米大陸スーパーバンタム級戦は、王者アルトゥーロ・ポポカ(メキシコ)=16勝(9KO)無敗1分=に、5月14日にオーストラリア・シドニーでサム・グッドマン(オーストラリア)=20勝(8KO)1敗=に敗れた、セサール・バカ・エスピノサ(メキシコ)=19勝(12KO)2敗1分=が挑戦する。

ダニー・ガルシア ラストマッチ興行 チケット全く売れず!

Danny Garcia vs Daniel Gonzalez

10月18日(日本時間19日)に米・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催される、元WBC世界スーパーライト級&WBAスーパー王者、元WBC世界ウェルター級王者のダニー・”スウィフト”・ガルシア(米)=37勝(21KO)3敗=のラストファイト。ガルシアとダニエル・ゴンサレス(米)=22勝(7KO)4敗1分=の10回戦をメインとする興行のチケットが全く売れていない。

共同メインに予定されていた元IBF世界ライト級王者リチャード・コミー(ガーナ)=31勝(28KO)5敗1分=と、ナヒール・オルブライト(米)=17勝(7KO)2敗1NC=のスーパーライト級10回戦は、昨日になり、コミーの「家族の問題」によりキャンセルされた事が発表された。

他に予定されるカードはバンタム級10回戦で、身長178センチの長身ドミニク・クラウダー(米)=18戦全勝(11KO)=が、元WBC・USA・フライ級王者フェルナンド・ディアス(米)=16勝(6KO)5敗1分=と対戦。2連敗中の元WBA世界スーパーフェザー級暫定王者クリス・コルバート(米)=17勝(6KO)3敗=は、ライト級8回戦でブラス・エゼキエル・カロ(アルゼンチン)=12勝(5KO)8敗=と対戦。

スーパーミドル級8回戦には、8月2日(日本時間3日)に約2年3ヶ月ぶりのリング復帰を果たした、元世界挑戦者の激闘王ガブリエル・ロサド(米)=27勝(16KO)17敗1分1NC=出場し、ヴォーン・アレクサンダー(米)=19勝(12KO)16敗2分=と対戦。16戦全勝(10KO)のヘビー級ダミアン・クニーバ(ポーランド・米在住)は、ポーランド系米国人のジョーイ・ダウェジコ=28勝(16KO)13敗4分=と、8回戦で対戦する。

Danny Garcia vs Daniel Gonzalez_2

バスケットボールで最大1万8千人の収容能力を誇るバークレイズ・センター。表題下の座席表は数日前のもので、17日、15時の時点(上の座席表)ではかなり追い上げてはいるが、まだまだ多くの座席が埋まっていない。

Danny Garcia v. Daniel Gonzalez

最低価格は72ドル(約1万800円)、ベストシートで595ドル(約8万9500円)。

これまでバークレイズ・センターを満員にして数々の名勝負を演じて来たガルシアだが、ここ数年の不活発なリング活動と、対戦相手のネームバリュー。そして、アンダーカードにも魅力的なカードはなく、「最後にバークレイズ・センターは大きすぎた」との声も多数聞こえる。MILLIONSにより放映されるPPV価格は39.99ドル(約6千円)で、こちらも魅力に欠けると評判は今一つ。

これからどうやってみても、相当厳しい状況で明日の試合開始を迎える事になると思うが、ビッグな会場でどんな対策が練られるのか。ガルシアのラストファイトだけに、何とかそれなりの格好をと願うばかりです。