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10月29日、フィリピン・マニラ首都圏ケソン市のスマート・アラネタ・コロシアムで開催された、MPプロモーション興行。”Thrilla in Manila 50th Anniversary”のメインイベント。WBC世界ミニマム級タイトルマッチ。王者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)=24勝(12KO)3敗=に、同級2位シヤクホルワ・クセ(南アフリカ)=9勝(4KO)2敗1分=が挑んだタイトル戦は、ジェルサレムが判定勝ち。

ジェルサレムは世界初挑戦のサウスポー、クセに苦戦。8回終了時点で一人のジャッジが挑戦者リードとしていたが、奮起した王者は終盤の猛攻で勝利を引き入れた。公式スコアはジュン・ペ・リム(韓国)116-112、ザナシール・タズナー(モンゴル)116-112、サマンサ・ブルナー(オーストラリア)115-113。

フェザー級8回戦に意出場した、前IBF世界スーパーバンタム級&WBAスーパー王者で、WBC、WBO世界同級3位、IBF4位にランクされるマーロン・タパレス(フィリピン)=40勝(21KO)4敗=は、フェルナンド・トロ(ベネズエラ)=11勝(9KO)2敗=を、第6ラウンド2分31秒でKO。今年2勝目を挙げた。

モハメド・アリの孫ニコ・アリ・ウォルシュ(米)=11勝(5KO)2敗1NC=と、キティサック・クリンソン(タイ)=10勝(6KO)2敗=のミドル級8回戦は引き分け。スコアは77-75キティサックと、76-76、76-76。

Nico Ali Walsh vs. Kittisak Klinson
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WBO世界スーパーバンタム級2位、IBF8位、カール・マーティン(フィリピン)=26戦全勝(20KO)=は、2021年12月に井上尚弥(大橋)選手が保持していたIBF世界バンタム級王座に挑戦し8回TKO負けの記録を持つ、アラン・ディパエン(タイ)=21勝(18KO)4敗=と対戦。

3回にダウンを奪われる波乱があったが、試合全般に渡り主導権を握り9回にはダウンを奪い返し、98-90、98-91、97-92の大差判定勝ちを収めた。

WBCインターナショナル・ライトフライ級タイトルマッチ。王者でWBO10位、WBC11位、IBF13位のアーヴィン・マグラモ(フィリピン)=19勝(11KO)2敗1分=に、挑戦者ベルランド・ロブレス(フィリピン)=12勝(5KO)無敗1分=が挑んだ一戦は、マグラモが96-93、95-94、94-95のスプリット判定で勝利。ロブレスは最終ラウンドにホールディングで減点1。

WBCインターナショナル・ミドル級王座決定戦。エウミール・マルシャル(フィリピン)=6戦全勝(4KO)=と、エディ・コルメナレス(ベネズエラ)=11勝(11KO)2敗1分=の一戦は、激しい打撃戦を展開。マルシャルが3回と最終ラウンドにダウンを奪われながら判定で勝利し新王者。スコアは95-93、95-93、94-94。

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