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WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=は、11月14日(日本時間15日)に米・フロリダ州マイアミのマイアミのカセヤ・センターで開催が決っていた、人気YouTuberで、WBA世界クルーザー級14位のジェイク・ポール(米)=12勝(7KO)1敗=との195ポンド契約、12オンスグローブ使用のエキシビションマッチ10回戦への出場をキャンセル。

ポールが主導するプロモータのモスト・バリュアブル・プロモーション(MVP)は、興行開催日を12月14日(日本時間15日)に移動し、ポールの新たな対戦相手探しに入っている。

同日のアンダーカードに組み込まれていた、WBA世界スーパーライト級1位平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手が、WBA世界同級王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=18勝(17KO)1敗=の持つ王座に挑むタイトル戦は、既にWBAホームページのスケジュール表にはない。

Gary Antuanne Russell vs. Andy Hiraoka
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他にセットされていた女子世界戦。WBA、WBO、IBF女子世界スーパーフェザー級王者アリシア・バウムガードナー(米)=16勝(7KO)1敗1NC=に、挑戦者レイラ・ボードワン(カナダ)=13勝(2KO)1敗=が挑むタイトル戦。WBC、WBO、IBF女子世界スーパーバンタム級王者エリー・スコットニー(英)=11戦全勝=と、WBA王者マエリ・フローレス(メキシコ)=13勝(4KO)1敗1分=による王座統一戦は、WBAのスケジュール表に残るものの、IBFホームページでは12月14日(日本時間15日)開催に移動している。

デービスは10月28日(日本時間29日)付けで、元ガールフレンドのコートニー・ロッセルから、暴行、加重暴行、不法監禁、誘拐、および意図的な精神的苦痛を与えたとして告発され、新たに民事訴訟を提起された。弁護士らは、陪審裁判の請求とともに、賠償的損害賠償および懲罰的損害賠償を求めており、度重なる暴行容疑により、今後のリング活動は全く不透明な状況となった。

ポールの新たな対戦相手候補には、階級を超え幾多の有名ボクサーの名前が挙げられているが、有力候補の一人として名前が挙がっていた元UFC王者で元WBC世界ヘビー級10位のフランシス・ガヌー(カメルーン)=2敗=は、「何で俺がデービスの代わりなんだ。馬鹿にするな!」と、ポールとの戦いを一蹴。

ビッグネームとグローブを交えねばならないポールが、高額な報酬でどんな相手を見つけ出して来るのかは、ある意味、滑稽であり楽しみだが、アンダーカードの実現だけは遂行せねばなるまい。

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