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WBO世界スーパーウェルター級王者ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=22戦全勝(13KO)=と、WBA世界同級レギュラー王者アバス・バロウ(ドイツ)=17勝(9KO)1敗=が対戦同意。両者による王座統一戦は、来年1月31日(日本時間2月1日)にプエルトリコ・サンファンのホセ・ミゲル・アグレロ・コロシアムで開催。ザヤスとプロモート契約するトップランクは、11月12日(13日)に記者会見を行い、試合の詳細を正式発表する。

ザヤスは7月26日(日本時間27日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで開催された、トップランクのESPN放映最終興行のメインイベントに出場。WBO王座の決定戦で、ホルヘ・ガルシア・ペレス(メキシコ)=33勝(26KO)5敗=を12回判定で破り世界王座獲得。

23歳のザヤスは変則メキシカン・ファイターのガルシアの突進を、ジャブを中心に軽快なフットワークでサイドへ交わし、左ボディ、右ストレートを有効に決め、最後まで集中力を切らさず逆転を狙うガルシアの攻勢を捌き切り、大差の判定(119-109、118-110、116-112)で勝利を収めた。

一方のバロウは8月23日(日本時間24日)に米・フロリダ州オーランドで、WBA世界スーパーウェルター級暫定王者ヨエニス・テレス(キューバ)=10勝(7KO)1敗=に挑戦。サウスポーのテレスに対し、右ストレートを上下に散らし前進。接近戦で右アッパー、左フックを決め試合をリード。しかし、終盤に入るとテレスも接近戦に応じ激しい打撃戦となったが、最終ラウンド、バロウの左フックでテレスはダウン。

Xander Zayas & Abass Baraou
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117-110、116-112、115-112の判定でバロウが予想を覆し王座を獲得。そして、リング上にはザヤスも上がり新王者を祝福すると共に対戦をアピール。9月にテレンス・クロフォード(米)=42戦全勝(31KO)=が、カネロ・アルバレス戦のリングへ上り剥奪されたレギュラー王者へ昇格した31歳のバロウは、条件さえ合えば、どこででも対戦する構えを見せていた。

WBAには新しい暫定王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=35勝(31KO)無敗1NC=が存在。エニスは11月8日(日本時間9日)に米・テキサス州フォートワースで行われるWBC世界同級暫定タイトル戦を観戦の予定で、王者のバージル・オルティスJr(米)=23戦全勝(21KO)=が、同級4位エリクソン・ルビン(米)=27勝(19KO)2敗=に勝てば、エニスと対戦する可能性が高い。

IBF世界同級王者バカラン・ムルタザリエフ(ロシア/米・カリフォルニア州在住)=23戦全勝(17KO)=と、同級3位(1、2位は空位)ジョシュ・ケリー(英)=17勝(9KO)1敗1分=による指名戦は、来年1月に英国でケリーと再契約したマッチルーム・ボクシング興行での開催が決定。この階級も来年は王座統一の機運が高まりそうです。

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