WBO世界スーパーライト級王者テオフィモ・ロペス(米)=22勝(13KO)1敗=の持つ王座に、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=23戦全勝(11KO)=が挑むタイトル戦は、2026年1月31日(日本時間2月1日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでの開催が決定的となった。放映はDAN・PPV。
夏の終わりころから対戦が噂されていた両選手は、10月に入ると対戦が決定的となり、最近2週間は最終決定が伝えられ、いつ発表するのかとファン、関係者が注目していたが、いよいよ本決まりとなった。
昨年12月、ビッグファイトを希望し、ファイトマネーへの不満からトップランクからの離脱を図る動きを見せたロペスは、ビッグマネーを求めIBF世界ウェルター級&WBAスーパー王座を保持していたジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=35勝(31KO)無敗1NC=、元2階級制覇王者デビン・ヘイニー(米)=32勝(15KO)無敗1NC=との対戦交渉が進められた。

昨年秋から2度に渡り計画されたエニス戦は、エニス陣営の都合により頓挫。ロペスは、現役引退を示唆するほどの怒りを見せた。今年8月に決定が伝えられたヘイニー戦では、1100万ドル(約15億7090万円)のファイトマネーが提示されたというが、ロペスが対戦を辞退。今度はヘイニーが激怒した。
その後、浮上したのがスティーブンソンとの対戦で、両者がSNSを通じやり合う中、対戦への機運が高まって行ったが、気まぐれなロペスがどこまで本気なのかははかり知る事が出来ず、ファンをやきもきさせていた。
スーパーライト級初戦となるスティーブンソンは自信満々。パワーには欠けるが、定評あるそのテクニックでロペスの強打を空転させる可能性は大いにあり得る。しかし、自分から仕掛けるタイプではないので、ロペスがいきなりの一発を狙うような展開になると、噛み合わない予感も大。正式発表が待たれます。
