12月27日にサウジアラビア・リヤドのモハメド・アブドゥー・アリーナで開催される、4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=31戦全勝(27KO)=選手に、WBC世界同級2位アラン・デビッド・ピカソ(メキシコ)=32勝(17KO)無敗1分=が挑むタイトル戦をメインとする、「The Ring V: Night of the Samurai」の入場チケット売上情報。
『日本の最強戦士たちが世界と激突する歴史的瞬間を目撃せよ。リヤドで開催される「ザ・リングV:サムライの夜」では、井上尚弥対アラン・ピカソのメインイベントを中心に、栄誉と力、そして忘れられない戦いの夜をお届けする。』
会場は多目的アリーナで最大収容人員は2万2000人収容とビッグだが、今回の興行は約4千人収容のシアターで行われる。チケットは4種類でダイヤモンド・400SAR(約16,650円)、プラチナ・300SAR(約12,500円)、GA1・(約4,200円)、GA2・(約2千円)。会場総座席数は3,978席で、11月25日(日本時間26日)現在、2,626席が販売済。

日本のトップ選手が揃って同時出場する12月27日のサウジアラビア興行は、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino ペイ・パー・ビュー(PPV)」により国内独占生配信されるが、販売価格は事前購入で4950円(税込)、当日販売価格は5500円(税込)。「ドコモ MAX」、「ドコモ ポイ活 MAX」利用者は無料で視聴出来るとなっている。
サウジアラビア政府が打ち出した”リヤド・シーズン”は、ボクシング興行にも積極的に進出。トゥルキ・アラルシク大臣を頂点にして、これまでには考えられない報酬を選手に提示し、ボクシング界のビッグ・プロモーターを傘下に収め、数々のビッグファイトを演じて来た。
7月にはリング・マガジンを個人的に所有するアラルシク大臣は、11月22日(日本時間23日)に開催を予定する「ザ・リングIV」から、”リヤド・シーズン”と、「ザ・リング」の全イベントのPPV料金を廃止することを発表したが、これは翻され多くのファン、関係者から信用を失った。
また、カネロvsクロフォードのプロモーターにUFC会長で、TKOボクシング・プロモーションを立ち上げたダナ・ホワイトを起用。モハメド・アリ法の改正を求めボクシング界の一新を図ろうと模索したが、これにはボクシング界がこぞって反旗を翻し猛反発。そして今、ホワイトはFBIからUFCでの八百長疑惑で追及を受けている。
今日の最新情報ではサウジアラビアは、公的投資基金(PIF)を通じてボクシングに数億ドルを投資しているが、ゲーム大手EA買収契約後、投資資金が枯渇しつつあると報じられ、多くの投資案件が「財政的苦境」にある事が伝えられており、今後が注目される。
