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WBO世界スーパーライト級王者テオフィモ・ロペス(米)=22勝(13KO)1敗=に、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=23戦全勝(11KO)=が挑むタイトル戦は、2026年1月31日(日本時間2月1日)に米・ニューヨークで開催される、『The Ring VI』のメインイベントで行われる事が正式決定。会場は発表されていないが、試合の模様はDAZNにより独占配信される。

夏の終わりから対戦が噂されていた両選手は、10月に入ると対戦が決定的となり、11月に入ると最終決定が伝えられ、いつ発表されるのかとファン、関係者が注目していたが、いよいよ正式決定。

階級を上げて来る28歳のサウスポー、スティーブンソンは身長、リーチ共に173センチ。28歳のロペスは身長175センチ、リーチ174センチ。それほどの体格差はないが、戦法は好対照。

Teofimo Lopez Shakur Stevenson
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パワーでは明らかにロペスが上回るだろうが、ジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)に敗れライト級王座を追われ、スーパーライト級に転向して以来、2022年以降はKO勝利が一つだけ、最近3年間の5試合はパッとしない判定勝利が続いている。

スティーブンソンの方が、より失うものが大きいと見る向きもあるが、打たせない事に関しては定評があるだけに、ロペスが宣言している、勝って次に5級制覇の4団体統一世界スーパーミドル級王者テレンス・クロフォード(米)=42戦全勝(31KO)=と対戦するという野望の実現は、そう簡単ではないと見る。

両者は既に激しい舌戦を繰り広げているが、試合は舌戦ほどに派手にはならず、互いに当てる隙を見つける神経戦となるだろう。

リングマガジンを個人的に所有する、、サウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣は、高額のファイトマネーを提示した試合で、「トムとジェリーのような追いかけごっこの試合は見たくない」と宣言しているが、そうはならない高度な技術戦を期待したい。

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