エディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングが、2026年3月28日(日本時間29日)に米・ラスベガスのMGMグランド・アリーナを予約した事が、ネバダ州コミッションのスケジュールにより確認された。これは、最近再燃されていたWBA世界スーパーウェルター級暫定王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=35勝(31KO)無敗1NC=と、WBC世界同級暫定王者バージル・オルティスJr(米)=24戦全勝(22KO)=の対戦の為に用意されたと見られている。
11月8日(日本時間9日)に米・テキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで、オルティスJrが挑戦者エリクソン・ルビン(米)=27勝(19KO)3敗=を2回1分30秒TKOで撃退した後のリング上にエニスが上がり、激しくやり合い対戦実現が期待されたが、オルティスJrのマネジャー、リック・ミリギアンは、エニスとの対戦は最低でも1千万ドル(約15億3900万円)の報酬がなければ検討にも値しないと断言。
オルティスJr自身は、「次戦はダラスでエロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=と戦いたい。誰が何と言おうと構わない。これは自分の夢なんだ」とまで語っていた。
オルティスJrをプロモートするゴールデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤもまた、「我々がAサイドでなければ、エニスとの対戦は成立しない」と主張。一気に高まった対戦実現は大きく後退したが、ここ最近、両者が対戦する方向に向かっている事が再びささやかれていた。

また、来年2月21日(日本時間22日)に開催が伝えられる、元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)2敗1NC=が、WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗2分=へ挑むタイトル戦は、GBPとプレミア・ボクシング・チャンピオンズを代表するTGBプロモーションが、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナを予約。
他に、来年5月2日(日本時間3日)に予定される、WBC世界ライトヘビー級王者デビッド・べナビデス(米)=31戦全勝(25KO)=が、WBA、WBO世界クルーザー級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=48勝(30KO)1敗=の持つ王座へ挑戦するタイトル戦の為に用意されたT-モバイル・アリーナは、TGBプロモーションが一時保留とした事も分かった。
