12月13日（日本時間14日）、ドミニカ・サントドミンゴのカルロス・テオ・クルス・コロシアムで開催されたシュアン・ボクシング・プロモーション興行に、7月30日に横浜ＢＵＮＴＡＩで高見亨介（帝拳）＝10全勝（8KO）＝選手に10回2分48秒TKOで敗れ、WBA世界ライトフライ級王座を失ったエリック・ロサ（ドミニカ）＝8勝（2KO）1敗＝が登場。
WBA中南米ライトフライ級王座決定戦で、ルイス・エンリケ・デ・ラ・モラ（メキシコ）＝5戦全勝（1KO）とグローブを交えたロサは、10回判定勝ちを収め再起戦に勝利すると共に中南米王座を獲得。しかし、ロサは6回戦の経験が一度あるだけという、まだ18歳の新鋭モラに大苦戦。
身長で上回るモラは、サウスポーのロサに対し左ジャブ、フックを機能させ距離をキープ。ロサは容易に攻め込む事が出来ず、パンチを貰った。地元TV局は6回を終了し、モラの5ポイントリードとして試合は終盤戦へ入ったが、ロサは最後までモラを攻略する事が出来ず試合終了ゴング。
最終ラウンド開始前の地元局の採点は、7点差でモラのリードとしていたが、勝者はロサ。観衆もこの判定には不満をぶつけ、悔し涙にくれる敗者モラに暖かい拍手が贈られた。ロサは高見戦でのダメージを引きずっているかのように、あまりにアクションが少なすぎた。
約2年1ヶ月ぶりにリングに登場した元世界挑戦者のエドウィン・デ・ロス・サントス（ドミニカ）＝16勝（14KO）2敗＝と、エリオット・チャベス（メキシコ）＝12勝（7KO）7敗1分＝のライト級8回戦は、サウスポーのサントスが初回開始30秒過ぎに右フックを決めKO勝ち。
WBA中南米フェザー級タイトルマッチ。王者でWBA世界同級14位のジョナサン・カブレラ・サンチェス（ドミニカ）＝12戦全勝（10KO）＝に、挑戦者ハイラム・イラク・ディアス（メキシコ）＝21勝（12KO）4敗3分＝が挑んだ一戦は、初回、ディアスの左ボディでサンチェスが倒れる波乱のスタートから激しい打撃戦を展開。右目を腫らしながらも追い上げたサンチェスが、6回、右ストレートから強烈な左フックを決め逆転KO勝ち。
