11月24日にトヨタ・アリーナ東京で行われたWBC世界バンタム級王座決定戦で、井上拓真(大橋)=21勝(5KO)2敗=選手に12回判定で敗れた、那須川天心(帝拳)=7勝(2KO)1敗=選手が、階級を下げWBO最新ランキングでスーパーフライ級11位にランクイン。
TEIKEN・プロモーションと契約するWBA、WBC、WBO3団体統一世界同級王者ジェシー・”バム”・ロドリゲス(米)=23戦全勝(16KO)=は、次戦でバンタム級へ階級を上げる可能性が高いと見られており、3団体の王座が空席となりここに照準を合わせるか。那須川選手はまず再起戦でテストマッチを行う事になるだろう。
ライトフライ級王座統一戦でレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=15勝(9KO)4敗=に敗れた、前WBA王者高見亨介(帝拳)=10勝(8KO)1敗=選手は同級14位となり、高見選手の兄弟子で前王者の岩田翔吉(帝拳)=15勝(9KO)2敗=選手が前回3位から1位にアップ。

今年3月にサンティアゴに敗れている岩田選手は、リベンジ戦を要求しており、1位にランクアップした事で、来春にも指名戦として再戦が実現する可能性が高くなった。WBA、WBO統一王者となったサンティアゴとの再戦は、選手生命を賭けた戦いとなろう。
スーパーミドル級はテレンス・クロフォード(米)の引退表明による王座返上を受け王座は空位。1位サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=、2位にはディエゴ・パチェコ(米)=25戦全勝(18KO)=がアップし、前回2位のハムザ・シーラーズ(英)=22勝(18KO)無敗1分=は3位となった。
ライト級1位には12月13日(日本時間14日)に米・カリフォルニア州ストックトンで行われた、ガブリエル・フローレスJr(米)=27勝(8KO)3敗=との挑戦者決定戦で勝利を収めた、元IBF世界スーパーフェザー級王者のジョー・コルディナ(英)=19勝(9KO)1敗=がランクアップ。
ウェルター級1位には前回2位のジャック・カテロール(英)=32勝(14KO)2敗=が上昇と、マッチルーム・ボクシング勢が世界タイトル戦出場へ接近している。
