WBOはスーパーミドル級王者テレンス・クロフォード(米)の引退表明、王座返上を受け空位となった王座の決定戦を、同級2位ディエゴ・パチェコ(米)=25戦全勝(18KO)=と、同級3位ハムザ・シーラーズ(英)=22勝(18KO)無敗1分=で争う事を、12月20日(日本時間21日)付けで指令。交渉期限は20日間で、対戦同意に達しない場合は入札となり、最低落札価格は30万ドル。

同級1位のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=は、クロフォードに敗れた後、左肘を手術。リング復帰は来年9月が予定されており、現段階では王座決定戦に出場出来ない。

パチェコvsシーラーズは、”リヤド・シーズン”が「非常に強い関心」を示しており、来年2月に対戦予定がある事をリング誌が伝えているが、果たしてどうなるか。

WBCではカネロに継ぐ2位にランクされるシーラーズは、WBCからクロフォードから剥奪した空位の王座決定戦を、暫定王者クリスチャン・ムビリ(フランス)=29勝(24KO)無敗1分=と行うよう指令を受けており、シーラーズがどちらを選択するのかが注目される。