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前IBF世界スーパーフェザー級王者アンソニー・カカス(アイルランド)=24勝(9KO)1敗=をプロモートする、クイーンズベリー・プロモーションのフランク・ウォーレンは、カカスが来年3月14日(日本時間15日)にアイルランド・ダブリンの3アリーナで、WBA世界スーパーフェザー級レギュラー王者ジェームス・”ジャザ”・ディケンズ(英)=36勝(15KO)5敗=への挑戦試合が、両陣営により合意に達した事を明らかにした。

ディケンズは12月27日にサウジアラビア・リヤドで、同級3位の堤駿斗(志成)=8戦全勝(5KO)=選手の挑戦を受ける事が決まっていたが、堤選手の負傷により中止となり、WBC世界同級王者オシャキー・フォスター(米)=24勝(12KO)3敗=から対戦を希望される等、次戦が注目されていた。

36歳のカカスは今年に入り同級1位にランクされていた、現王者エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=29勝(27KO)1敗=との指名戦を履行する代わりに王座を返上。好条件が提示された元WBA世界フェザー級王者リー・ウッド(英)=28勝(17KO)4敗=との対戦を選択。

Anthony Cacace
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5月10日(日本時間11日)に英・ノッティンガムで行われた試合は、カカスが9回TKO勝ちで保持するIBO王座の防衛に成功。続いて8月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドで、前WBA世界フェザー級王者でWBC世界スーパーフェザー級3位、WBA、IBF4位、WBO6位にランクされるレイモンド・フォード(米)=18勝(8KO)1敗1分=との対戦が決まったが、カカスは腰を痛め出場を辞退していた。

34歳のディケンズは7月2日(日本時間3日)にトルコ・イスタンブールで、WBA世界同級暫定王者アルベルト・バティルガジエフ(ロシア)=12勝(8KO)1敗=の持つ王座に挑戦。不利の予想を覆し4回2分26秒KOで東京五輪フェザー級金メダリストのバティルガジエフから王座を強奪。今月に入りレギュラー王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗3分=の王座剥奪により、代わってレギュラー王者に昇格した。

試合はサウスポー対決となるが、身長で13センチ上回るカカスが体格差を活かしてディケンズを押し切る可能性は高いと見る。

アンダーカードには、”ビッグ・バン”の愛称を持つ”地元の人気選手。WBC世界スーパーライト級6位、IBF13位ピアース・オリアリー(アイルランド)=18戦全勝(10KO)=と、WBC世界同級14位マーク・チェンバレン(英)=17勝(12KO)1敗1分=の一戦も組み込まれる。

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