WBA世界ライトフライ級挑戦者決定10回戦戦。同級2位吉良大弥(志成)=3戦全勝(2KO)=vs同級7位イバン・ガルシア・バルデラス(メキシコ)=13勝(5KO)4敗1分=。12月31日、東京・大田区総合体育館。「SANKYO presents LIFETIME BOXING FIGHTS 30」。

2024年6月にコムサン・カエウルエアン(タイ)を初回KOで破りB級プロデビューを果たした吉良選手は、いきなりWBA世界スーパーフライ級15位にランクされると、2戦目、3戦目とウェイトを下げて行き、プロ4戦目で世界王座への挑戦権獲得のチャンスを掴んだ。

試合は立ち上がりから吉良選手の右がタイミング良くバルデラスを捕らえた。

第2ラウンド開始早々、バルデラスのジャブに併せた吉良選手の右ストレートがカウンターで炸裂。メキシカンはたまらずキャンバスへ落下。

背中からキャンバスへ落ちたバルデラスは立ち上がる事が出来ず、池原主審のテンカウントを聞いた。

KOタイム2回27秒。

WBA世界同級王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=15勝(9KO)4敗=への挑戦権を獲得した吉良選手は、日本男子最速記録タイとなるプロ5戦目での世界王座獲得を狙う事になった。標的のサンティアゴは吉良選手がアマ時代に3度敗れている高見亨介(帝拳)=10勝(8KO)1敗=選手と、12月17日に東京・両国国技館で対戦。12回判定で勝利し、WBA、WBO2団体の統一王者となっている。
サンティアゴにはWBO1位にランクされた前王者の岩田翔吉(帝拳)=15勝(9KO)2敗=選手も挑戦に名乗りをあげている。そして、吉良選手の勝利を確認したサンティアゴは、「私は2026年に日本でベルトを守る準備が出来ている。これはビジネスであり、我々はより収益性の高い方を選ぶ。しかし、はっきりさせておきたいのは、各団体が合意する限りにおいて、という条件だ」と語り、WBA、WBOの指名戦ルールに則る考えを明らかにしている。
同級のWBA指名戦は昨年7月のロサvs高見戦で、WBOは昨年3月に行われた岩田選手にサンティアゴが挑んだ一戦となる。いずれにしても、サンティアゴはこの春にも再び来日し、防衛戦を行う事になるだろう。
