1月16日(日本時間17日)にメキシコ・メキシコシティのクアウテモック・スポーツ・コンプレックスで開催された、Bxstrs&シルバ・ボクシング・プロモーション興行は、メインイベントに出場が決っていたWBO世界スーパーフェザー級9位エドゥアルド・”ロッキー”・エルナンデス(メキシコ)=37勝(32KO)2敗=が、メキシコシティ・プロボクシング委員会による視力検査をパスする事が出来ず、試合当日になって不出場となった。
エルナンデスが当日のメインを務める事は以前から決まっていたが、なかなか対戦相手が決まらず、ようやく決まったのが、8連敗から脱出したばかりの36歳、ゲルソン・エスコバル(メキシコ)=9勝(5KO)14敗3分=。ウェイトもエスコバルに合わせ、試合はウェルター級10回戦で行われる予定だった。

エルナンデスは2023年10月28日(日本時間29日)にメキシコ・カンクンで、オシャキー・フォスター(米)=24勝(12KO)3敗=が保持するWBC世界スーパーフェザー級王座に挑戦。11回までジャッジ2者がポイントリードとしていたが、最終ラウンド残り22秒で逆転TKO負け。
世界王座獲得目前でフォスターに敗れたエルナンデスは2024年5月に、元WBA世界フェザー級王者マウリシオ・ララ(メキシコ)=29勝(22KO)3敗2分=と引き分けたばかりのダニエル・ルゴ(メキシコ)=28勝(19KO)3敗1分=を7回TKOで破り再起に成功。
同年9月にはトーマス・マティス(米)=22勝(17KO)5敗1分=に6回負傷判定勝ち。昨年2月28日(日本時間3月1日)にカナダ・ケベック州ガティノーで、現WBO世界ライト級9位のレネ・テレス・ギロン(メキシコ)=22勝(13KO)5敗=と対戦。タフなギロンを倒す事は出来なかったが、ジャッジ2者がフルマークとする無難な勝利を飾った。

この試合の勝利の後、WBC1位にランクされていたエルナンデスは、2位のマーク・マグサヨ(フィリピン)=28勝(18KO)2敗=との挑戦者決定を指令される。交渉期間は数度にわたり延期されたが、5月に入りエルナンデスvsマグサヨは「保留」となる。
これはギロン戦を管理したケベック州ボクシング委員会が、エルナンデスの眼疾を理由に無期限の出場停止処分を科した事に端を発したもので、その後、WBCもケベック州ボクシング委員会の決定に追随。医療上の問題を理由に1位だったエルナンデスをランキングから除外していた。
28歳のエルナンデスと陣営は眼の状態を楽観視し、再度キャリアを前進させようと試みたが、試合前の健康診断をパス出来ないほど悪い状態である事が分かった。詳しい病状はわからないが、時間をかけてしっかり治療を受け、再びリング上で雄姿を見せてくれることを期待したい。
