37歳の元統一世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)2敗1分=が引退を撤回。”ジプシー・キング”が4月11日(日本時間12日)に英国(場所、会場未定)で、36歳のWBA世界ヘビー級6位アルスランベク・マフムドフ(ロシア)=21勝(19KO)2敗=と対戦する事を、”リヤド・シーズン”を主導するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣が発表。配信はNetflix。

フューリーは2024年12月21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドで行われた、現WBC、IBF世界ヘビー級&WBAスーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=24戦全勝(15KO)=との再戦で12回判定で敗れた後、「僕は2試合とも勝ったと思っている。死ぬまで勝ったと信じ続けるよ」と、判定に不満をぶちまけ現役引退を宣言。

しかし、フューリーの引退宣言を聞いたアラルシク大臣は、「フューリーと元3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)=29勝(26KO)4敗=との試合が見たい」と発言し、ジョシュアをプロモートするマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンも、以前からウシクとの再戦でフューリーが敗れた場合、ジョシュアvsフューリーを実現させる考えがある事を明らかにしてた。

Tyson Fury vs. Anthony Joshua

フューリーのリング復帰は昨年の終わり頃から具体化。昨年12月19日(日本時間20日)に米・フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで、ジョシュアが人気YouTuberのジェイク・ポール(米)=12勝(7KO)2敗=を、10オンス・グローブ着用の8回戦で6回1分31秒KOで破ると、今春、フューリーがジョシュアと対戦するスケジュールが進行。

しかし、ジョシュアは昨年12月29日(日本時間30日)にナイジェリアでの休暇中に起きた交通事故で、長年の友人で、ストレングス&コンディショニング・コーチであるシーナ・エボルブ氏と、パーソナル・トレーナーのリーサル・マインドセット氏が亡くなるという不測の事態に遭遇。

ジョシュア自身も負傷したが、精神的ショックが大きくフューリーとの対戦計画はお預けとなり、フューリーは新たな対戦相手を探していた。

「戻れることに興奮している。私の心は常にボクシングにある。誰かあの王(ジョシュア)に、エースが帰ってきたと伝えてこい!」(フューリー)

リングに帰還する”ジプシー・キング”・フューリーは、復帰戦に勝利した後、ジョシュアとの英国人ライバル対決の実現を目指している。