1月31日(日本時間2月1日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた、WBO世界スーパーライト級タイトルマッチで、テオフィモ・ロペス(米)=22勝(13KO)2敗=を一方的な判定で破り王座を獲得した、シャクール・スティーブンソン(米)=24戦全勝(11KO)=は、試合直後に発表されたWBCランキングで、保持していた世界ライト級王座を剥奪されていたが、その理由はWBCに対する承認料の不払いだった事が判明。
WBCはスティーブンソンのファイトマネー1000万ドルから、承認料として10万ドルを要求。スティーブンソンはこのWBCからの請求に応じなかった事を明らかにし、WBCから王座を剥奪されたのは「承認料を払わなったせいだろうが、支払う正当な理由はない。ベルトは持って行け」とSNSで発信。
WBCルールでは同時に2階級のベルトを保持する事が禁じているが、2つ目のベルトを獲得してから10日以内に保持するベルトを決める事が認められている。しかし、その期間を待たずにスティーブンソンがWBC世界ライト級王者でなくなった事を疑問視する声が多数あがっていたが、WBOタイトル戦に出場した選手に対する承認料の未払いが原因と分かり、WBCは懐疑的批判の目にさらされている。
WBCは男子選手として史上初の3階級での4団体王座統一を達成した、5級制覇の4団体統一世界スーパーミドル級王者テレンス・クロフォード(米)=42戦全勝(31KO)=の王座を剥奪したが、その理由も承認料の未払い。

クロフォードは、「WBA、WBO、IBFは、私が提示した条件を受け入れた」とし、その条件を受け入れなかったWBCのマウリシオ・スライマン会長に対し、「お前、何様だと思っているんだ!」と大激怒。
「お前らが俺に金を払うべきだ。こいつが飛行機に乗って、ホテルのスイートルームに泊まって、仲間とディナーに出かけて、5つ星の食事を楽しみ、そんなことしてるのを見ると腹が立つぜ。で、その代金を払うのは誰だと思う。俺たちファイターだ。お前らがここ(今年のWBC総会が開催されたタイ)に来るための費用、お前らが人生で最高のホテルに泊まるための費用、全部俺たちの金で賄ってるんだ」とこきおろしていたが、スティーブンソンもこれに続いた形。
ロペスに勝利後はライト級に戻す可能性もある事を示唆していたスティーブンソンだが、王座がなくなった事でライト級で戦う可能性はなくなったと思われる。今後はスーパーライト級での王座統一の他、ロペス戦後のリング上で激しくやり合ったWBC世界ウェルター級1位コナー・ベン(英)との対戦も浮上。しかし、そのタイミングはまだ先になるだろう。
