2月14日(日本時間15日)、ロシア・チェリャビンスクのトラクトル・スポーツ・パレスで開催された、RCC・ボクシング・プロモーション興行で行われた、WBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦。同級1位エルヌール・サメドフ(ロシア)=20勝(9KO)1敗=と、同級13位ジョン・レノン・グティエレス(コロンビア)=11戦全勝(7KO)=の一戦は、サメドフが11回TKO勝ちで新王者。
試合開始から主導権を握ったサウスポーのサメドフは、第7ラウンド、左アッパーを効かせ、続く右フックでダウンを奪う。残り時間は2分、立ち上がったグティエレスに左右フックで猛攻を仕掛けたサメドフだが、ここはグティエレスが踏ん張りラウンド終了。
その後もサメドフの攻勢は続き、迎えた第11ラウンド、サメドフの左ストレート、右ボディで後退したグティエレスは続く右フックでダウン。カウント8で試合は再開されたが、再開直後、サメドフが再び右フックを叩き付けるとグティエレスは再びキャンバスへ落下。ノーカウントで試合はストップされた。

31歳のグティエレスは、昨年3月に初めての10回戦でスプリット(98-92、97-93、91-99)の判定勝ちを収めた後、ランキング入りしているが、8回戦の経験も一度だけ、名前のある選手との対戦もなく、ランク入りの理由も見当たらず力不足は明らかだった。
新暫定王者サメドフが、3月14日(日本時間15日)にアイルランド・ダブリンの3アリーナで開催される、レギュラー王者ジェームス・”ジャザ”・ディケンズ(英)=36勝(15KO)5敗=に、同級7位アンソニー・カカス(アイルランド)=24勝(9KO)1敗=が挑むタイトル戦勝者との対戦を義務付けられるかどうかは不透明。
メインイベントのWBA世界ブリッジャー級暫定タイトルマッチ。王者ゲオルギー・ユノヴィドフ(ロシア)=11勝(7KO)1敗=に、同級8位ヴァルタン・アルチュニャン(ロシア)=11戦全勝(7KO)=が挑んだ一戦は、アルチュニャンが6回TKO勝ちで新王者。

接近戦での打ち合いとなった試合は、第3ラウンド、サウスポーのアルチュニャンが放った左フックでユノヴィドフがダウン。その後も、アルチュニャンはジワリ前進しインファイトを挑み、ユノヴィドフは左フック、右ストレートで逆転を狙った。
迎えた第6ラウンド、アルチュニャンのボディ攻撃からの左ストレートを直撃されたユノヴィドフは、コーナーマットまで大きく後退。続く左フックでダウン。ここも再開に応じたが、アルチュニャンは右フックを叩き付け、さらに左フックをねじ込む。巨体を揺らせたユノヴィドフにさらに追い打ちの左右フックが飛ぶと、レフェリーは試合をストップ。
新暫定王者アルチュニャンは、昨年1月以来リングから遠ざかっているレギュラー王者ムスリム・ガジマゴメドフ(ロシア)=6戦全勝(3KO)=との、ロシア人同士のWBA王座統一戦が期待されている。
