3月28日(日本時間29日)、米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行のメインイベント。WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者セバスチャン・フンドラ(米)=23勝(15KO)1敗1分=に、元WBC世界ウェルター級&WBAスーパー王者で、WBC世界同級3位にランクされるキース・サーマン(米)=31勝(23KO)1敗1NC=が挑んだ一戦は、フンドラが6回1分17秒TKO勝ち。

197センチの長身サウスポーのフンドラは、いきなりの左ストレートからスタート。プレスを掛けジワリ前進しジャブを放つフンドラに対し、サーマンは足を使いサークリングしながら飛び込む機会を伺う。2回、フンドラの左ストレートがカウンターで決まりサーマンはバランスを崩す。

3回、足を使うサーマンをフンドラはジャブで追い、左ストレート、左アッパーを合わせる。4回、フンドラは手数を増やし攻勢を強める。5回、フンドラは圧力を強め前進。ジャブからの連打でサーマンを追い込む。右ストレートを狙うサーマンだが、顔面の腫れも目立ち苦しくなって来た。

6回、サーマンにドクターチェックが入る。再開後、フンドラはさらに圧力を強めサーマンに詰め寄り連打。何とかこらえるサーマンだが、フンドラの連打は止まるところを知らず、防戦一方となったサーマンはカットした左頬から出血も激しく、たまらずトーマス・テイラー(米)主審は試合をストップ。フンドラが圧勝で3度目の防衛に成功した。

Keith Thurman

WBA北米大陸ゴールド・スーパーウェルター級王座決定10回戦。元WBA世界同級暫定王者でWBA世界同級5位のヨエニス・テレス(キューバ)=11勝(8KO)1敗=と、元WBC世界同級暫定王者ブライアン・メンドーサ(米国)=23勝(17KO)4敗=の一戦は、テレスが判定勝ちで新王者。

元暫定王者同士による再浮上を賭けたサバイバル戦は、ジャブの差し合いからスタート。テレスのジャブが上回るが、2回、メンドーサは得意の左フックをヒット。3回、テレスの鼻柱とディフェンスから上体を起こそうとしたメンドーサの頭が激突。鼻から出血したテレスに回復時間が与えられ試合は続行。

Yoenis Tellez

4回以降、テレスはジャブを多用し右ストレートに繋げポイントをピックアップ。7回、メンドーサは開始から圧力を強め前進し打って出るが、テレスはジャブを当てストップ。ペースは渡さない。8回、偶然のバッティングでメンドーサは左瞼をカット。テレスの連打を浴びた。

9回、テレスの右ストレート、左フック、右アッパーがクリーンヒット。最終ラウンドもテレスのジャブからの速い連打がメンドーサを捕らえ試合終了ゴング。両選手共に勝利ポーズを取ったが、的確にジャブを当てペースを掌握したテレスの手が挙がった。公式スコアは98-92、97-93、97-93。

WBA中南米大陸ミドル級王座&NABO同級王座決定10回戦。WBA中南米大陸王者でWBA世界同級1位、WBC、WBO4位のヨエンリ・ヘルナンデス(キューバ)=9戦全勝(8KO)=と、元世界挑戦者テレル・ガウシャ(米・体重超過で王座獲得の資格無)=24勝(12KO)5敗1分=の一戦は、ヘルナンデスが4回TKO勝ち。

へルナンデスは初回からガードを高く上げガウシャに肉薄。ガードの上からでもお構いなくパンチを叩き付け攻勢。受け身に回ったガウシャは、時折反撃するもののへルナンデスの一方的攻勢は変わらない。ディフェンスの固いガウシャだが、へルナンデスは右フック、アッパーと強打を内外打ち分け圧倒。迎えた第4ラウンド、ブロック以外に成す術ないガウシャを見たレフェリーは唐突に試合をストップ。あっけない幕切れとなった。

WBA北米大陸ヘビー級タイトルマッチ10回戦。王者でWBA世界同級8位グルゲン・ホヴァニシアン(アルメニア)=9戦全勝(8KO)=に、挑戦者セサル・ナバロ(メキシコ)=15勝(15KO)3敗=が挑んだ一戦は、ホヴァニシアンが第5ラウンド2分45秒、一気の連打でレフェリーストップ勝ち。