10月14日(日本時間15日)、メキシコ・メリダのポリフォルム・ザムナで開催された、IBF世界フライ級挑戦者決定12回戦。元IBF世界ライトフライ級王者で同級3位(1,2位は空位)にランクされるフェリックス・アルバラード=38勝(33KO)3敗=と、WBC1位で同級6位のアンヘル・アヤラ(メキシコ)=16戦全勝(7KO)=の一戦は、アヤラが判定勝ち。スコアは114-113×3。

立ち上がりから積極的に出たアルバラードは、初回終盤低い姿勢から右を叩きつけダウンを奪い先制。2回以降、アヤラは前進するアルバラードをボディショットで迎え撃ち、右アッパーを突き上げた。両者、ボディを叩き合い、左右パンチを交換する乱打戦となった試合は、終盤、ボディを効かせたアルバラードが逃げ切ったかと思われたが、地元のアヤラに凱歌が挙がった。

23歳のアヤラは昨年4月、メキシコ・メテペックで当時WBC1位にランクされていたロサレスとのWBC挑戦者決定戦で、激しい打撃戦を制し116-112、116-111、120-107の判定勝ちしたのに続き、ニカラグアの元世界王者を連破。IBF王者サニー・エドワーズ(英)への挑戦権を獲得した。