1月6日(日本時間7日)、米・ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のセミファイナル。WBA世界スーパーライト級暫定王座決定戦。同級1位オハラ・デイビス(英)=25勝(18KO)2敗=と、同級3位イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)=24勝(22KO)4敗2分=の一戦は、バロッソが初回1分53秒TKO勝ちで新王者。
試合はデイビスがジワリプレスを掛け距離を詰めて出たが、右を振ったところにバロッソの左フックがカウンターでヒット。追撃の左でダウンを喫したデイビスは、立ち上がり再開に応じたが、バロッソの左ストレート、右フックで2度目のダウン。ここも立ったが、セレスティーノ・ルイス(米)主審は続行を認めず試合はストップ。
今月41歳の誕生日を迎えるバロッソは、昨年5月に行われたローランド・ロメロ(米)=15勝(13KO)1敗=との王座決定戦で、3回にダウンを奪いポイントをリード(78-73、77‐74、76-75)しながら、9回、トニー・ウィークス(米)主審の早すぎる不可解なストップによりTKO負けを喫し、あと一歩で王座獲得の機会を逃していた。
試合後、ロメロはコーナーにかけあがりバロッソを祝福。WBAはロメロに3月末までに王座統一戦を行うよう指令しているが、ライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)1敗=が、ロメロとの対戦を希望しており、今後の動向が注目される。