6月7日(日本時間8日)、米・フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハード・ロック・ホテル&カジノで開催された、ドン・キング・プロダクション興行のメインカードで行われた、元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(米・34歳)=35勝(24KO)4敗1分1NC=と、ブレア・コブス(米・34歳)=16勝(10KO)1敗1分=の一戦は、第2ラウンドにサウスポー、コブスの左フックでダウンを奪われたブローナーが、過日の面影なく、ズルズルと判定負け。スコアは97-91、96-93、96-93。

ドン・キングとコンビを組み、この試合に勝てば世界王座挑戦へのレールを走る事になっていたブローナーは、試合後も鼻息荒かったが、「もう限界。引退すべき」の声が多数あがっている。

バージル・オルティスJrvsセルヒイ・ボハチュク 対戦同意

WBA世界スーパーウェルター級1位、WBO2位バージル・オルティスJr(米)=20戦全勝(20KO)=と、WBC世界同級暫定セルヒイ・ボハチュク(ウクライナ・米在住)=24勝(23KO)1敗=が、対戦条件に同意した事をボハチュクのプロモーター、トム・ロフラーが認めた。

オルティスJrは8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMOスタジアムで、前WBO世界スーパーウェルター級王者で同級1位のティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)1敗=と対戦が決まっていたが、チューの負傷(額の傷)回復が遅れた事により、試合はキャンセル。その後、新しい対戦相手としてボハチュクの名前が挙がっていた。

ボハチュクは3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WBC世界スーパーウェルター級暫定王座戦で、暫定王者ブライアン・メンドサ(米)=22勝(16KO)4敗=を12回判定で破り王座を獲得。ロフラーは8月3日(日本時間4日)の興行にこのカードが組み込まれるかどうかは不明としているが、ロサンゼルスを本拠とする二人が、同地区で戦う事になるのは間違いないとしている。

7/6 ダニエル・ジェイコブスvsショーン・モズリーJr 決定

37歳の元IBF、WBA世界ミドル級王者ダニエル・ジェイコブス(米)=37勝(30KO)4敗=が、約2年5ヶ月ぶりのリングで、WBO世界ミドル級4位、WBA、WBC6位、IBF7位にランクされるシェーン・モズリーJr(米)=21勝(12KO)4敗=と、スーパーミドル級10回戦で対戦する事が決定。

試合は7月6日(日本時間7日)に米・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催。ネイト・ディアスvsホルヘ・マスビダルによる元UFCスター・ファイター同士のボクシングマッチと共に、ジェイコブスvsモズリーJrは、Fanmio PPVで配信される興行の共同メインとして行われる。