WBA世界スーパーフェザー級2位ジョノ・キャロル(アイルランド)=24勝(7KO)2敗1分=と、東京五輪フェザー級金メダリストで同級9位にランクされるアルベルト・バティルガジエフ(ロシア)=10戦全勝(7KO)による、同級暫定王座決定戦が、7月12日(日本時間13日)にロシア・セルプホフで開催される事が決定。

WBA世界同級は2月9日(日本時間10日)にWBA世界選手権委員会が、同級王者ラモント・ローチ(米)=24勝(9KO)1敗1分=と、キャロルの指名戦を指令。交渉期間は30日間で、ローチvsキャロルの勝者は、120日以内に同級1位オタール・エラノシアン(ジョージア)=14戦全勝(7KO)=と対戦する事が義務付けられた。

しかし、2023年3月以来、リングに上がっていない32歳のキャロルは、負傷によりローチとの対戦準備が出来ない事が伝えられ、ローチは6月28日(日本時間29日)に地元ワシントンDCのエンターテインメント&スポーツ・アリーナで、同級12位フィアガル・マクロリー(アイルランド)=16戦全勝(8KO)=と、初防衛戦を行う事が発表された。

ローチvsマクロリーの勝者は、キャロルとの対戦が義務付けられている状況にあるための暫定王座決定戦承認と思われるが、その次にエラノシアンが即時の指名挑戦者として控えている事を考えると、暫定王座戦承認は不透明な要素が多い。

そしてまた、バティルガジエフが勝った場合には、指名戦義務の状況も変わって来そうな予感。WBA王座また瞑想か?(今でもですが)。