フライ級ノンタイトル12回戦。前IBF世界フライ級王者、WBC3位、IBF4位、WBA9位サニー・エドワーズ(英)=20勝(4KO)1敗=vs前IBF世界ライトフライ級王者、IBF6位、WBC12位エイドリアン・クリエル(メキシコ)=24勝(5KO)5敗1分=。6月29日(日本時間30日)、米・アリゾナ州フェニックス、フットプリント・センター。マッチルーム・ボクシング興行。

クリエルは2月16日(日本時間17日)に、シベナティ・ノンティンガ(南ア)=13勝(10KO)1敗=とのダイレクト・リマッチで、10回逆転TKOで敗れて以来の再起戦。

エドワーズは昨年12月16日(日本時間17日)に、ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=20戦全勝(13KO)=に9回終了TKOで敗れて以来の再起戦。

初回からエドワーズはスイッチを繰り返し、ジャブ、ワン・ツー。

クリエルはガードを高く上げジワリ前進し、ボディアタック。

第6ラウンド、偶然のバッティングでエドワーズは左目上をカット。

ブーイングを受けながらエドワーズは、動きながらジャブを飛ばす。

8回、クリエルはエドワーズを押し込んで左右ボディから連打。後半戦にに望みをつないだが。

第9ラウンド。開始早々、エドワーズにドクターチェックが入り、そのまま試合はストップ。

試合は9回1秒負傷判定となった。

公式スコアはビクター・ラフリン(英)90-82、オマール・ミントゥンSr(メキシコ)88-84、クリス・ウィルソン(米)87-85でエドワーズ。

エドワーズはブーイングを浴びながらも、自らのスタイルを貫き再起戦に勝利。プロモート契約を結ぶマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、エドワーズと同級4位ガラル・ヤファイ(英)=6戦全勝(4KO)=による空位のWBCタイトル戦を行いたい意向を示唆。

しかし、空位の王座決定戦にはWBC世界ライトフライ級&WBAスーパー(統一)王者の寺地拳四朗(BMB)=23勝(14KO)1敗=選手が出場する事を、WBCのマウリシオ・スライマン会長が明らかにしており、同級2位にランクされる元王者クリストファー・ロサレス(ニカラグア)=37勝(22KO)6敗=と、対戦する事が内定。エドワーズvsヤファイの勝者が、新王者と対戦する事になりそう。