WBCのマウリシオ・スライマン会長は、45歳の元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)=62勝(39KO)8敗2分=が、WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗=と戦う試合を、世界タイトルマッチとして認定する事を認めた。
2021年8月に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBA世界ウェルター級スーパー王者ヨデル・ウガス(キューバ)の持つ王座に挑戦し、判定で敗れた試合を最後に現役引退を表明したパッキャオは、今年に入りリング復帰を計画。精力的にトレーニングをこなしている。
MPプロモーションのショーン・ギボンズ社長は、9月に米・ラスベガスで、バリオスと対戦する交渉が進められている事を明らかにし、世界タイトル戦として承認される可能性が高い事を示唆していた。
「40歳のときにキース・サーマンを倒して歴史に名を刻んだ。45歳でも歴史に名を刻みたい」と言うパッキャオに対し、バリオスは、「パッキャオは私が幼少期から尊敬していた人物であり、将来の殿堂入り選手を果たすレジェンドだ。彼とリングを共にすることは名誉なことであり、夢が叶う事になる」と話し、試合が実現される事に対し、「とても興奮している」と、対戦を待ち望んでいる。