7月6日(日本時間7日)、米・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催された、トップランク興行のメインイベント。WBC世界ライト級タイトルマッチ。王者シャクール・スティーブンソン(米)=21戦全勝(10KO)=に、同級7位アルテム・ハルチュニァン(独)=12勝(7KO)1敗=が挑んだ一戦は、スティーブンソンが判定勝ち。スコアは119-109、118-110、116-112。

サウスポーのスティーブンソンに対し、ハルチュニァンはジャブを放ち積極的に出た。様子見の王者は3回から手数を増やし、ワン・ツー、左ボディストレートをヒット。徐々に試合をコントロールしていく。8回には左ストレートを上下に決め、挑戦者を追い込むが、決定打は出ず、試合は盛り上がらない。

10回は左ストレート、アッパーで攻めるスティーブンソンに対し、ハルチュニャンが右ストレートを中心に反撃を見せる。試合の主導権を握っているスティーブンソンだが、見せ場は作れず、11回には地元ファンからブーイングが飛び、最終ラウンドが始まると、8,412人と発表された観衆の多数が会場を後にする姿も見られた。

ビッグファイトを希望するスティーブンソンは、この試合を最後にトップランクとの契約が終了。ボブ・アラムの下にとどまるのか、新たなパートナーと契約を結ぶのか注目されている。今後の動向に注目。