8月9日(日本時間10日)、メキシコシティのレストランテ・アロヨで開催されたIBF世界フライ級王座決定戦。同級1位アンヘル・アヤラ(メキシコ)=17戦全勝(7KO)=と、同級3位(2位は空位)デーブ・アポリナリオ(フィリピン)=20戦全勝(14KO)=の一戦は、アヤラが6回KO勝ちで新王者。
大橋ジムとプロモート契約するアポリナリオは序盤戦を押さえる好スタートを切ったが、地元のアヤラは4回から逆襲に転じ、迎えた第6ラウンド、左ボディでアポリナリオの動きを止めると、ロープ際で右フックを上下に3発、4発と叩き付け、最後は左フックをフォロー。
キャンバスへ落下したアポリナリオはあきらめの表情を浮かべ、両ひざを付いたままテンカウントを聞いた。アヤラが凄まじい気迫で、全勝対決を制し、世界の頂点に立った。