9月13日(日本時間14日)、メキシコ・エルモシージョのアリーナ・ソノラで開催されたマッチルーム・ボクシング興行のメインカード。WBA米大陸スーパーフェザー級タイトル12回戦。王者でWBC世界同級2位、WBA14位エドゥアルド・”ロッキー”・エルナンデス(メキシコ)=35勝(32KO)2敗=に、挑戦者トーマス・マティス(米)=22勝(17KO)3敗1分=が挑んだ一戦は、エルナンデスが6回終了負傷判定勝ち。スコアは59-55、58-56、58-55。

初回からプレスを掛け、右フックを叩きつけ前進したエルナンデスに対し、マティスは後退しながらガードを固め、時折ストレートパンチを打ち込み抵抗。しかし、エルナンデスはお構いなしに距離を詰め、左右フックを上下に打ち込む。マティスはジャブ、左ボディで、何とかエルナンデスの前進をストップしようとするが、ロッキーの前進は止まらない。

しかし、第6ラウンド、偶然のバッティングで右目じりをカットしたエルナンデスにマティスはワン・ツーを好打。右アッパーを喰い左目じりからも出血したエルナンデスは勢いが止まり、試合の流れは変わるかとも思われたが、7回開始を前にドクターは試合のストップを要請。試合は停止され負傷判定によりエルナンデスの手が挙がった。

セミファイナル。フライ級10回戦。WBO世界ライトフライ級9位セルヒオ・メンドーサ(メキシコ)=23戦全勝(20KO)=と、アンヘル・ラモス(メキシコ)=32勝(19KO)1敗2分=の一戦は、メンドーサが3回TKO勝ち。

サウスポー同士の対戦は、メンドーサが第3ラウンド、ラモスの出鼻に左アッパーをカウンターで決めダウンを奪うと、カウント途中で試合はストップ。、今後、上位に進出して来ると思われる24歳、メンドーサの今後に注目。

WBCユース・シルバー・スーパーミドル級タイトル戦。王者フリオ・ポラス(メキシコ)=11戦全勝(8KO)=に、挑戦者イサック・トーレス(メキシコ)=10戦全勝(10KO)=が挑んだ一戦は、ポラスが判定勝ち。2回、左クックで先制のダウンを奪ったポラスは、3回以降もトーレスを追い続け、危なげない勝利を飾った。スコアは100-89、99-90、99-90。