IBF世界ウェルター級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=32勝(29KO)無敗1NC=が、11月9日(日本時間10日)に米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで開催される、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行で、同級1位の指名挑戦者カレン・チュハジアン(ウクライナ)=24勝(13KO)2敗=と対戦する事が決定。

同日はダブルメインとして、WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=20戦全勝(13KO)=と、同級暫定王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)=42勝(22KO)4敗1分=による、WBC世界同級王座統一戦も行われる。

エニスはWBO世界同級王者ブライアン・ノーマンJr(米)=26勝(20KO)無敗2NC=との王座統一戦が決定直前まで進展していたが、最終的にノーマンJr陣営が報酬を不満として頓挫。9月3日(日本時間4日)に行われた、エニスvsチュハジアンの指名戦入札では、チュハジアン擁するP2MーBOXプロモーションが200万53.10ドル(約2億9100万円)を提示し、マッチルーム・ボクシングの156万6,666ドル(約2億2790万円)を上回り落札に成功していた。

両者は2023年1月7日(日本時間8日)に米・ワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナで、IBF世界同級暫定王座決定戦で対戦。エニスが120‐108×3の完勝を収めている。再戦の興味はエニスがチュハジアンをKOするかに集まる。

しかし、それを補完する形で、計量級のビッグスター候補ロドリゲスが、初めて米・東部地区のリングで世界戦に登場。まだKOされたことがない35歳のベテラン、ゲバラに対し、どんなパフォーマンスを見せるのか注目される。