WBA世界フェザー級1位、WBO3位、WBC4位スティーブン・フルトン(米)=22勝(8KO)1敗=の次戦は、WBC世界フェザー級暫定王者ブランドン・フィゲロア(米)=25勝(19KO)1敗1分=との再戦になる事が決定。試合は12月14日(日本時間15日)に米・テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催される、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30戦全勝(28KO)=に、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=挑むタイトル戦をメインとする、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で行われる。
フルトンは昨年7月25日に4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手に8回TKOで敗れ世界王座から陥落。9月14日(日本時間15日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた再起戦では、WBC世界フェザー級5位、WBA7位、WBO13位にランクされていたカルロス・カストロ(米)=30勝(14KO)3敗=に10回スプリットの判定勝ちを収めたが、5回に右ストレートでダウンを奪われ、KO負け寸前のピンチに陥り、8回にも左フック、右ストレートを受け、足元をグラつかせるなど、フェザー級転向初戦は厳しい戦いとなった。
両者は2021年11月27日(日本時間28日)に米・ラスベガスのパークMGMで行われた、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦で対戦。WBO王者のフルトンが、WBC王者フィゲロアを116-112、116-112、114-1114の2-0判定で破ったが、フィゲロアは判定に納得がいかず、「あれは泥棒だ」と激怒。
初黒星を喫したフィゲロアは、昨年3月4日(日本時間5日)に米・カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリーナで行われた、WBC世界フェザー級暫定王座決定戦で、マーク・マグサヨ(比)=26勝(17KO)2敗=を12回大差の判定で破り、暫定王座を獲得。
フェザー級での再戦。体格で勝りグイグイ押し込んで来るフィゲロアを、フルトンがテクニックで迎え撃つ一戦となるが、果たして今度はどうか。再戦も接戦が予想される。
同日は、元4団体統一世界スーパーウェルター級王者のジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)2敗1分=が、昨年9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗1分=に敗れて以来の再起戦(対戦相手未定)もセットされた。
1/25 バレンズエラvsクルス WBA世界スーパーライト級戦
WBA世界スーパーライト級王者ホセ・バレンズエラ(米)=14勝(9KO)2敗=と、前王者で同級3位にランクされるイサック・”ピットブル”・クルス(メキシコ)=26勝(18KO)3敗1分=の再戦は、来年1月25日(日本時間26日)に米・ラスベガスでの開催が有力と見られている、WBC世界暫定ライトヘビー級王者デビッド・べナビデス(米)=29戦全勝(24KO)=と、WBA世界同級レギュラー王者デビッド・モレル(キューバ)=11戦全勝(9KO)=が対戦する、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行に組み込まれる。
8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで、クルスの持つ王座に挑戦したバレンズエラは、不利の予想を覆し、クルスのインファイトを終始冷静な戦いで分断し12回判定勝ち。大番狂わせで王座獲得に成功。
WBA世界同級は9月3日に東京・有明アリーナで行われた挑戦者決定戦で、平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手が、暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)=25勝(23KO)5敗2分=を、9回2分58秒TKOで破り、指名挑戦権を獲得している。