元IBF世界スーパーフライ級、WBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテ(南ア)=30勝(23KO)4敗=は、昨年7月に英・ロンドンでジェイソン・カニンガム(英)=32勝(7KO)8敗=に痛烈な4回KO勝ちを納めた後、UKAD(英国・アンチドーピング)による薬物検査でスタノゾロール(筋肉カット剤)の陽性反応が検出された事が判明。その後、Bサンプルを含む検査が進められていたが、最終的に4年間の出場停止処分が下された。

35歳のテテは英・プロモーター、フランク・ウォーレンと契約。2019年11月にジョン・リエル・カシメロ(フィリピン)に3回TKOで敗れ王座を失った後も、自信満々でスーパーバンタム級での再起を表明し、世界王座を獲得した後、すぐにフェザー級に階級アップし、4階級制覇を目指す計画を明らかにしていた。

しかし、カニンガム戦では勝利コールを受けたものの薬物陽性。テテは身の潔白を訴えていたが、UKADの検査決定を受け、2026年7月まで試合出場が出来なくなった。サウスポーの逸材も、残念ながらこのままリングを去らざるを得ない状況に追い込まれてしまった。