元3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(帝拳)=47勝(29KO)8敗=選手が、10月21日(日本時間22日)に英・リバプールのM&Sバンク・アリーナで開催される、マッチルーム・ボクシング開催のDAZN放映興行のメインカードで、WBC、WBA、IBF世界スーパーライト級6位ジャック・カテロール(英)=27勝(13KO)1敗=と対戦する事が決定。試合はカテロールが保持する、WBAインターコンチネンタル・スーパーライト級王座を賭けた12回戦で行われる。

カテロールは昨年2月に4団体統一世界スーパーライト級王者ジョシュ・テイラー(英)に挑戦。ダウンを奪いながらスプリットの判定で敗れたが、試合後、疑惑の判定と大騒動になり、英・下院議長が警察に調査を依頼する等、大きな問題に発展。しかし、その後テイラーとの再戦は実現することなく、今年5月にダラー・フォーリー(アイルランド)に10回判定勝ちし、WBAインターコンチネンタル・スーパーライト級王座を獲得。

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一方のリナレスリナレス選手は現在3連敗中だが、英国では3戦負けなし。37歳となったリナレス選手はやる気満々で、世界のトップファイターとの対戦を希望していた。練習動画を見る限り相変わらずの巧さ、動きを見せているが、昨年12月にロシア・エカテリンブルクで行われたジョーリャ・アマザリアン(アルメニア)=14勝(9KO)3敗2分=戦では、中盤から徐々に失速し、押し切られて判定負け。リナレス選手にはもう一花咲かしてもらいたいと思うが。ボクシング・キャリアを賭けた一戦となる。