12月28日(日本時間29日)、イタリア・フェレンティーノで行われたウェルター級6回戦に出場した48歳のルイジ・マンテーニャ(イタリア)=2勝(1KO)114敗2分=は、ダニエレ・ディ・レッロ(イタリア)=1勝=を判定で破り、実に約8年9ヶ月ぶりの白星を獲得した。

マンテーニャは2016年3月12日(日本時間13日)にイタリア・マントヴァで、1勝(!KO)53敗の戦績をひっさげ、地元のマウロ・オルランディ(イタリア)=5勝(2KO)5敗=と対戦し、6回判定勝ち。オルランディはこの試合がラストファイトとなり、マンテーニャは、その後、二つの引き分けを挟み61連敗を記録していた。

2016年11月6日に東京・代々木第2体育館で粟生隆寛(帝拳)選手が保持していたWBC世界スーパーフェザー級王座に挑戦し、12回スプリトの判定負けを喫したデビス・ボスキエロ(イタリア)=49勝(22KO)7敗2分=とは、2011年5月に10回戦で対戦し、8回TKO負け。同年11月にはイタリア・ボクシング連盟スーパーフェザー級王座決定戦で、ブノワ・マンノ(イタリア)=18勝(2KO)3敗=に10回判定負けの記録を残している。

マンテーニャのプロデビューは2006年12月。マルコ・サルデリッティ(イタリア)とのデビュー戦同士の4回戦では3回TKO負け。14戦勝ち星なし(2KO負け)で迎えた2009年8月に、4戦全勝(3KO)のレコードを持つマリオ・ピサンティ(イタリア)を初回KOで破ったのが初勝利。積み重ねた114の黒星のうちKO負けは8つあり、10月の前戦では初陣のニカ・ゴギアシュビリ(イタリア)に2回TKO負けを喫していた。

1/31 WBA世界ブリッジャー級戦 ガジマゴメドフvs2連敗ムチュヌ

WBA世界ブリッジャー級王者ムスリム・ガジマゴメドフ(ロシア)=5戦全勝(3KO)=の2度目の防衛戦は、来年1月31日(日本時間2月1日)にロシア・モスクワで、WBC世界クルーザー級11位タビソ・ムチュヌ(南アフリカ)=23勝(13KO)7敗=を挑戦者に迎え行われる事が決定。

東京五輪ヘビー級銀メダリスト、2023年の世界選手権では金メダルを獲得している27歳のガジマゴメドフは、7月12日(日本時間13日)にロシア・セルプホフで行われたWBA世界ブリッジャー級初代王座決定戦で、ジャン・ジャオシン(中国)=12勝(6KO)3敗1分=に4回TKO勝ち。ロシア人選手最速となる4戦目での世界王座獲得に成功。

10月17日(日本時間18日)にロシア・ウファで行われた初防衛戦では、1位にランクされていたレオン・ハース(ドイツ)=22勝(13KO)6敗1分1NC=を12回判定(120-108×3)で破っている。

36歳の挑戦者ムチュヌは、2022年1月29日(日本時間30日)に米・オハイオ州ウォーレンのパッカード・ミュージックホールで、イルンガ・マカブ(コンゴ)=30勝(26KO)4敗=の持つWBC世界クルーザー級王座に挑戦し、スプリット(112-116、113-115、115-113)の判定負け。

その後、ブランクを作り今年3月22日(日本時間23日)に南アフリカ・ダーバンのオリーブ・コンベンション・センターで行われた、WBCシルバー・クルーザー級王座決定戦。ヤミル・ぺラルタ(アルゼンチン)=17勝(9KO)1敗1分=との試合も、97-93、93-97、94-96の判定で敗れ、現在、2連敗中。