9月18日に東京・有明アリーナで開催される、WBC世界ライトフライ級&WBAスーパー王者寺地拳四朗(BMB)=21勝(13KO)1敗=選手に、元2階級制覇王者でWBC、WBO1位のWBC指名挑戦者ヘッキー・ブトラー(南ア)=35勝(10KO)4敗=が挑むタイトル戦と、WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(M・T)=25戦全勝(19KO)=選手が、同級9位アルジ・コルテス(メキシコ)=25勝(10KO)3敗2分=を挑戦者に迎えて行う初防衛戦は、米・ESPN+で放映される事が決定。

5月にラスベガスでアンドリュー・モロニー(豪)を最終ラウンド、豪快にKOし王座を獲得した中谷選手は、着実に海外での評価を高めているが、まだ国外で戦った事のない寺地選手の試合放映に対する海外ファン、関係者からの期待も高い。4月に予定されていたWBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との王座統一戦が、ゴンサレスの急病によりキャンセルされた寺地選手は、ゴンサレス戦挙行条件とされていた、WBC指名挑戦者ブトラーと戦う事になったが、これに勝てば4団体王座統一。そしてフライ級に転じての2階級制覇も噂される。

WBO王者ゴンサレスは10月にも、同級4位レネ・サンチャゴ(プエルトリコ)=11勝(8KO)3敗=を相手に防衛戦を行う話があるが、その後、寺地選手と互いのベルトを賭けて戦う可能性が高い。IBF王者シベナティ・ノンティンガ(南ア)は、7月に指名防衛戦をクリアした後、ゴンサレスとの王座統一戦話もあったが進展せず。しかし、王座統一戦を望む姿勢を見せており、寺地選手が勝てば、先にIBF王者との対戦もあり得そう。