WBA世界スーパーライト級1位平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手が、11月14日(日本時間15日)に米・フロリダ州マイアミで、WBA世界同級王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=18勝(17KO)1敗=に挑むタイトル戦が延期となった、WBA世界同級の暫定王座決定戦開催が正式決定。
同級6位クレタス・セルディン(米)=29勝(23KO)1敗=と、同級7位ケビン・ブラウン(キューバ)=8戦全勝(3KO)=による暫定王座決定戦は、12月13日(日本時間14日)に米・フロリダ州マイアミののカリビ・ロイヤル・オーランドで開催される、WBA総会の一環として行われる。
WBA世界同級暫定王者には、7月11日(日本時間12日)にアルバニア・ティラナのアンフィ・シアターで行われた暫定王座決定戦で、戦績だけは立派なヘスス・コレア(ベネズエラ)=18勝(17KO)1敗=を、第2ラウンドに左ボでィでKOした、アレッサンドロ・リグッチーニ(イタリア)=31戦全勝(27KO)=が暫定王者として承認されていた。
しかし、WBAは10月31日(日本時間11月1日)に発表した最新ランキングで、リグッチーニを暫定王者から除外。少し前から対戦が決定していたセルディンvsブラウンが、噂通リ暫定王座決定戦として承認された。

WBA世界同級で現在オフィシャル・チャレンジャー・マークが付いているのは平岡選手だけだが、7月5日(日本時間+4時間)にロシア・エカテリンブルクで行われた挑戦者決定戦では、2位にランクされていたカリトン・アグリバ(ロシア)=16勝(9KO)1敗=を、12位だったルーベン・ネストル・ネリ・ムニョス(アルゼンチン)=18勝(14KO)2敗=が2回でKO。ムニョスは現在2位にランクされている。
そして、8月2日(日本時間3日)に米・イリノイ州シカゴで行われた挑戦者決定戦では、4位にランクされていたケネス・シムズJr(米)=22勝(8KO)3敗1分=に、5位のオスカー・ドゥアルテ(米)=30勝(23KO)2敗1分=が判定勝ち。ドゥアルテは現在3位にランクアップ。
米国への出発直前に平岡選手の世界初挑戦が中止の報を聞いた大橋ジムの大橋秀行会長は、「ピンチはチャンス」と、試合延期が決まった愛弟子を後押し。世界王座獲得を目指し群雄割拠。もつれ合う中で、ようやく手に入れた世界王座挑戦へのチャンスを活かすべく、爪を研いでいる。
しかし、このタイミングでのWBA総会ファイトでの暫定王座決定戦は、後味の悪さを残すだけのように感じます。


