9月21日(日本時間22日)、英・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催された、”リヤド・シーズン”興行のメインイベントで行われたIBF世界ヘビー級タイトルマッチで、王者ダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)2敗=に4度倒され、5回59秒テンカウントKO負けを喫した元3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)=28勝(25KO)4敗=は、試合後の記者会見で、「ボクシングから引退するつもりはない」と、引退を否定。

ジョシュアをプロモートするエディ・ハーンは、デュボアとの再戦条項がある事を示唆したが、「それを実行させるのには時間が必要だ」とし、12月21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、WBC、WBO&WBAスーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=22戦全勝(14KO)=と、前WBC王者タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)1敗1分=の再戦でフューリーが敗れた場合、ジョシュアvsフューリーを実現させる考えがある事を明らかにし、ジョシュアが”リヤド・シーズン”で再び戦う事を宣言。

また、チケット完売となったウェンブリー・スタジアムには、最終的に9万8千128人の入場者があった事をリヤド・シーズンを主導するトゥルキ・アラルシク大臣が発表。 これは英国でのボクシング観客動員数の新記録となる。

IBF王座の初防衛に成功したデュボアはジョシュア戦が義務試合であったことから、次戦は対戦相手を自由に選べる。早速、WBO暫定王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=35勝(34KO)3敗=が対戦をアピールした他、今年3月にパーカーと対戦し2度のダウンを奪いながら惜敗した、前王者チャン・ツィーレイ(中国)=26勝(21KO)1敗1分=も挑戦に名乗りを上げている。