アンソニー・オラスクアガvs京口紘人 「結果」 WBO世界フライ級タイトルマッチ

3月13日、東京・両国国技館で開催された、帝拳プロモーション興行。「U-NEXT BOXING2」で行われた、WBO世界フライ級タイトルマッチ。王者アンソニー・オラスクアガ(米)=8勝(6KO)1敗=に、元世界2階級制覇王者で同級14位にランクされる京口紘人(ワタナベ)=19勝(12KO)2敗=選手が挑んだ一戦は、オラスクアガが判定勝ち。

初回、互いにガードを固め、ジャブ、右ストレートから左フックを交換。2回、京口選手が得意の左ボディをヒット。しかし、オラスクアガも右でボディを返し、強気で応戦。両者打ち合う。3回、オラスクアガは左アッパーを狙う。京口選手はガードを固めコンパクトなパンチで応戦。

4回、プレスを強めたオラスクアガは右アッパーから左ボディ。京口選手は右ストレートを返し、両者左フックを打ち合う。5回。オラスクアガは左ガードを下げ、ジャブから右を狙う。京口選手はジワリ前進し、右ストレート。6回、プレスを強めたオラスクアガは、強引な右から左フックを叩きつける。京口選手はガードを固め左アッパー、右ストレート。

7回、パワーパンチで迫って来るオラスクアガに対し、京口選手はガードを固め、シャープなパンチで応戦。8回、オラスクアガはジャブから右強打を放ち左フックを返す。京口選手も左フック、右ストレートをヒット。9回、京口選手の右ストレート、左アッパーに対し、オラスクアガも右ストレートから左フックを返す。ラウンド終盤、両者打ち合う。

10回、互いに気を抜けない探り合いが続くが、京口選手は右ストレートをヒット。オラスクアガは京口選手を引き寄せ、左フックを狙う。11回、互いの右が交錯。オラスクアガの左アッパーで、京口選手はバランスを崩すような形でダウン。8カウントを聞いた。

最終ラウンド、オラスクアガは右フック、アッパーを強振し、左フック。右ストレートを受けた京口選手はバランスを崩したが、最後までコンパクトなパンチで応戦し、試合終了ゴング。公式スコアは118-109、117-110、114-113。京口選手は最後まで丁寧に辛抱強く戦ったが、オラスクアガがうまく距離を支配し、パワーパンチでポイントを引き寄せた。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

This website uses cookies.