1月23日、大阪・エディオンアリーナ大阪で開催された、WBA世界フライ級タイトルマッチ。王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)=22戦全勝(15KO)=に、同級1位ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)=18勝(11KO)2敗1分=選手が挑んだ一戦は、阿久井選手が判定勝ち。スコアは119-109、117-111、116-112の3-0。

足を使い動くダラキアンを追う阿久井選手は、第2ラウンド、右オーバーハンドをヒット。3回以降、阿久井選手はプレスを強めるが、ダラキアンは大きく動きながら、阿久井選手の出鼻にいきなり左フック、右アッパーを打ち込む。6回は阿久井選手の右ボディストレートがダラキアンを捉えた。

絶えず動き、パンチを当てにくいダラキアンに対し、阿久井選手は7回、右ストレートをヒット。8回にも追いながら右ストレートを決めた。互いにパンチが当たりにくい展開の中、9回はダラキアンが右アッパーを決める。10回はダラキアンの左ストレートがカウンターとなりヒット。

11回、プレスを強めた阿久井選手は右ストレート、左フックをヒット。最終ラウンド、ダラキアンも必死にパンチを当てに来るが、阿久井選手も攻撃の姿勢を変えず試合終了。ジャッジは阿久井選手のアグレッシブなスタイルにポイントを与え、新王者が誕生した。