IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)=30勝(17KO)2敗=の4度目の防衛戦は、元WBO世界スーパーバンタム級王者で、同級10位にランクされるアンジェロ・レオ(米)=23勝(11KO)1敗=を挑戦者に迎え、8月10日(日本時間11日)に米ニューメキシコ州アルバカーキのティンレー・コロシアム(約1万2千人収容)で行われる事が正式発表。

レオは2021年1月に米・コネチカット州アンカスビルで行われた、WBO世界スーパーバンタム級王座の初防衛戦で、スティーブン・フルトン(米)=21勝(8KO)1敗=に12回判定負けを喫し王座陥落。フルトン戦での敗戦が精神的にを引いたと言うレオは、ブランクを乗り越え昨年後半から活発なリング活動を続け、現在、4連勝(2KO)中。

生まれ故郷での2階級制覇を賭けた戦いに気合十分のレオは、「ロペスはこの階級でトップクラスのチャンピオンだが、彼に勝つ事は僕にとっても、僕の故郷にとっても大きな意味を持つ。私の成長した姿を世界中に見せるのが待ちきれない」と、2階級制覇に向けやる気を見せている。

一方の王者ロペスは、「レオのような元世界チャンピオンとの戦いは素晴らしいものになるだろうが、誰がフェザー級の王者なのか、はっきりさせてやる。私が敵地に乗り込むとどうなるかは、みんなが知っているはずだ」と自信満々。

独特のスタイルで、当て馬から勝ち上がり世界王者となったロペスは絶頂期を迎えているが、堅実なボクシングを展開するレオが、ロペスの隙に付け込む可能性もあると見るが、果たしてどうか。

セミファイナルでは、WBC世界スーパーライト級10位、IBF15位リンドルフォ・デルガド(メキシコ)=20戦全勝(15KO)=と、26勝(15KO)無敗1分のレコードを持つブライアン・フローレス(メキシコ)が対戦。

アンダーカードには、IBF世界フェザー級挑戦者決定戦への出場を辞退した、WBO世界同級1位アーノルド・ケガイ(ウクライナ)=21勝(13KO)1敗1分=、東京五輪スーパーヘビー級銀メダリストのリチャード・トーレスJr(米)=10戦全勝(10KO)=、WBA世界スーパーウェルター級4位ヴィト・ミエルニッキJr(米)=18勝(12KO)1敗=、アラン・ガルシア(米)=13戦全勝(10KO)=らが出場する。