5月10日(日本時間11日)、米・フロリダ州キシミーのシルバー・スパーズ・アリーナで開催された、PROBOX TV興行のメインイベント。IBF世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦。同級3位(1、2位は空位)エリクソン・ルビン(米)=26勝(18KO)2敗=と、同級6位アードレアル・ホームズJr(米)=17戦全勝(6KO)=の一戦は、ルビンが11回2分TKO勝ち。
ルビンは2023年9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、現在、WBA世界同級2位にランクされるヘスス・ラモス(米)=23勝(19KO)1敗=を12回判定で破って以来のリング登場。サウスポー同士の対戦は、ルビンがジャブ、左ストレートを軸に、接近戦ではアッパーを突き上げ試合をリード。
後手に回ったホームズJrは、ロープを背にする時間が長く、ルビンの攻勢の前にダメージを蓄積。一方的展開となり迎えた第11ラウンド、ルビンの左ストレートで腰を落としたホームズJrは、続く連打で崩れるようにダウン。再開に応じたが、もはや反撃する力はなく、コーナーにもたれ防戦一方となったホームズJrを、クリス・ヤング(米)主審が救いは試合は終了。

この試合の興行権は1月28日(日本時間29日)に行われた入札により、ProBox TVが、サリタ・プロモーションの22万ドル(約3420万円)を僅かに上回る、22万5千ドル(約3500万円)で落札に成功していた。
勝ったルビンは王者バカラン・ムルタザリエフ(ロシア/米・カリフォルニア州在住)=23戦全勝(17KO)=への挑戦権を獲得。
ライトヘビー級10回戦。WBA世界同級13位ナジェ・ロペス(米)=13戦全勝(10KO)=と、ファン・ジェラルド・オスナ(メキシコ)=22勝(20KO)2敗=の一戦は、ロペスが2回2分7秒TKO勝ち。右フックを効かせダウンを奪ったロペスは、再開後、右ストレート、左アッパーを決めオスナを後退させ、さらに右ストレート、左ボディの追い打ち。追い込まれたオスナにロペスの左ボディが決まり、オスナがキャンバスへ落下すると、クリス・ヤング(米)主審は即座に試合をストップ。