5月28日、横浜BUNTAIで開催された、『NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ』。IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦。同級3位(2位は空位)の力石政法(大橋)=16勝(11KO)1敗=選手と、同級1位にランクされるエドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=28勝(28KO)1敗=の一戦は、ヌニェスが判定勝ちで新王者。

世界的にも注目を集めた両選手の対戦は、初回、身長、リーチで勝るサウスポーの力石選手はジャブでスタート。ヌニェスもジャブを返し前に出ると右フックを振った。2回、ヌニェスはプレスを掛け前進。右フック、左ボディを狙う。力石選手は足を使い動いて右フック。

3回、プレスを掛け前進するヌニェスに力石選手は動きながら左アッパーをカウンターでヒット。4回、距離を詰めて出るヌニェスは左アッパー、右フック。力石選手は動きながら左右アッパーを突き上げる。

5回。ヌニェスがプレスを強め前進し距離が詰まる。左ボディ、右フックを受けた力石選手の動きが止まるが、終盤、左右アッパーから左ストレートで反撃。6回、押し込んで来るヌニェスは接近し上下に波状攻撃。力石選手はブロックから左右アッパー、左ストレートを返す。

7回、ヌニェスは接近戦で右フックから右アッパーをボディへ、そして左フックを返す。力石選手も必死のディフェンスから左アッパーをボディに放ち、右フックを上に返す。8回、前進するヌニェスに対し力石選手は左ストレートをヒット。しかし、ヌニェスはポーカーフェイスで前進。

9回、ヌニェスのプレスは強い。左右フックから左ボディで攻勢。コーナーから先手指示出ている力石選手だが、後手に回り活路を開けない。10回、開始早々、ヌニェスの右オーバーがクリーンヒットし、力石選手はグラつき後退。ここを何とかこらえた力石選手はガードを固め、左ボディアッパーを返す。しかし、ヌニェスはしつこく力石選手を追った。

11回、ヌニェスのプレスは強い。力石選手は左右に動きながら右アッパーから左ボディを狙う。しかし、ヌニェスのペースは落ちず、さらにしつこく追撃。最終ラウンドを前にヌニェスの呼吸には一つの乱れもない。

12回、前に出るヌニェスに力石選手の右アッパーがヒット。次いで左ストレートが決まる。しかしヌニェスは止まることなく前進。力石選手は右アッパー、左ストレートと返したが、ヌニェスは平然として反撃。試合の主導権を握ったまま試合終了ゴングを聞いた。

公式スコアはクリス・ウィルソン(米)117-111、ダンレックス・タプダサン(フィリピン)116-112、オレナ・ポビバイロ(ベルギー)115-113。力石選手、残念。しかし、Leminoの映像は観にくい。前からですけど、これは私だけか?。