カレブ・プラントvsトレバー・マッカンビー 「結果」 WBA暫定世界スーパーミドル級王座決定戦

9月14日(日本時間15日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されたPBC興行。WBA暫定世界スーパーミドル級王座決定戦。同級5位カレブ・プラント(米)=22勝(13KO)2敗=と、WBA世界同級8位トレバー・マッカンビー(米)=28勝(21KO)無敗1NC=の一戦は、プラントが9回2分59秒TKO勝ち。

初回、約1年6ヶ月のリングとなるプラントはジャブを放ち慎重な立ち上がり。マッカンビーは右ストレートを狙う、2回、プラントはジャブを軸に速いコンビネーションを飛ばすが、終了間際、マッカンビーの逆ワン・ツーが決まりプラントはダメージを負う。

3回、開始早々マッカンビーの左フックでプラントがよろめく。ゆったり追うマッカンビーは手数は少ないが、一発には威力がある。4回、マッカンビーの左フックがプラントの肩を叩くと、押しこまれるようにダウン。8カウントを聞いた。5回、マッカンビーの左フックでよろめいたプラントは、接近戦に持ち込み頭をつけ細かいパンチをヒット。マッカンビーは偶然のバッティングで右目上をカット。

6回、プラントは体を預け接近戦に持ち込み、ショート連打。マッカンビーは打ちどころを絶たれる。7回、プラントはロングレンジで速いストレートパンチを放ち、接近戦ではアッパー、フックをうまく打ち込む。しかし、マッカンビーも強い右ボディ、左フックを打ち返した。

8回、プラントは押し込んでショート連打から左ボディ。終了間際マッカンビーは左フックからの連打で反撃。9回、プラントは接近戦で速い連打。左ボディも決めマッカンビーを追うと、ロープ際で右フック、アッパーから左右フックの連打を決め、レフェリーストップに持ち込んだ。

プラントは2023年3月にデビッド・べナビデス(米)=29戦全勝(24KO)=が保持していた、WBA暫定王座に挑戦し敗れて以来の再起戦に勝利。しかし、この試合が暫定王座決定戦と承認されたことには疑問が残る。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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