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前4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=のマネジャー&トレーナー、エディ・レイノソは、カネロが例年出場しているシンコ・デ・マヨの週末に試合を行わない事を明らかにし、来年9月にテレンス・クロフォード(米)=42戦全勝(31KO)=との再戦実現を目指し、既に交渉が進められている事を示唆。

カネロは9月13日(日本時間14日)に米・ラスベガスのアレジアント・スタジアムでクロフォードに敗れた後、左ひじを手術。レイノソは現在もリハビリを続けているが、トレーニングの一環として既にフィジカルワークを再開しているとしたが、来年5月のシンコ・デ・マヨまでには準備が整わないとしている。

世界5階級を制覇し、3階級での4団体王座統一を成し遂げたクロフォードは、名実ともに世界のトップボクサーとなり、「カネロとの再戦は1億ドル(約155億7550万円)以上の報酬が提示されなければ実現しない」(バーニー・デイビス・トレーナー)と、再戦交渉には強気の構えを見せている。

Saul Alvarez
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9月の試合ではカネロが1億5千万ドル(約221億円)、クロフォードが5千万ドル(約73億円)の報酬を得たとされているが、カネロは”リヤド・シーズン”と後2試合の契約を残しており、立場を変えての再戦はサウジマネーが後押しし、クロフォードが納得する報酬が提示される可能性は高い。

来年のシンコ・デ・マヨの5月5日(日本時間6日)は火曜日(同水曜日)で、シンコ・デ・マヨを飾る週末は2日(日本時間3日)となる。そして、カネロ不出場の代わりに、WBC世界ライトヘビー級王者デビッド・べナビデス(米)=31戦全勝(25KO)=が、WBA、WBO世界クルーザー級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=48勝(30KO)1敗=の持つ王座へ挑戦する一戦が、シンコ・デ・マヨの主役となる。

既にべナビデスvsラミレスをプロモートする、プレミア・ボクシング・チャンピオンズを代表するTGBプロモーションは、来年5月2日(日本時間3日)に米・ラスベガスのT‐モバイル・アリーナを抑えているが、同日はマッチルーム・ボクシングも会場未定ながら、ネバダ州コミッションに興行開催を申請中で、こちらの動向にも注目。

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