昨年10月7日、IBF世界ミニマム級王者重岡銀次朗(ワタナベ)=11勝(9KO)無敗1NC=選手とのIBF王座統一戦に敗れ王座を失った、前王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)=28勝(16KO)4敗1分1NC=の再起2戦目は、6月15日(日本時間16日)にメキシコ・モンテレイのホセ・スライマン・アリーナで、元NABFライトフライ級王者ホセ・ハビエル・トーレス(メキシコ)=15勝(9KO)4敗=を相手に行われた。

ライトフライ級10回戦で行われた試合は、パラダレスが7回レフェリーストップによるTKO勝ち。両者は2021年8月に対戦し、パラダレスが判定勝ちを収めていた。パラダレスは今後、ライトフライ級で2階級制覇を目指す。

マーク・マグサヨ 元WBA暫定王者ラミレス 撃破

6月15日(日本時間16日)に米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行に出場した、前WBC世界フェザー級王者で、WBA、WBC世界スーパーフェザー級6位、IBF8位、WBO9位にランクされるマーク・マグサヨ(フィリピン)=25勝(17KO)2敗=は、WBAインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座決定戦で、元WBA世界フェザー級暫定王者エドゥアルド・ラミレス(メキシコ)=28勝(13KO)3敗3分=と対戦。

試合は第3ラウンド、右ストレートでダウンを奪ったマグサヨが、99-90、97-92、97-92のスコアで判定勝ち。スーパーフェザー級転向2戦目でWBAインターコンチネンタル王座を獲得したマグサヨは、6月28日(日本時間29日)に米・ワシントンDCのエンターテインメント&スポーツ・アリーナで、同級12位フィアガル・マクロリー(アイルランド)=16戦全勝(8KO)=を相手に初防衛戦を行う、WBA世界同級王者ラモント・ローチ(米)=24勝(9KO)1敗1分=への挑戦を希望している。

WBA1位ガルシア敗れる

マグサヨと同じくデービスvsマーティンのアンダーカードに出場した、WBA世界ミドル級1位、WBC4位、IBF5位、WBO9位にランクされる21歳の新鋭サウスポー、イライジャ・ガルシア(米)=16戦全勝(13KO)=は、ミドル級10回戦でノーランクのキローン・デイビス(米)=18勝(6KO)3敗1分=と対戦したが、意外にも判定で敗れた。スコアは97-93、97-93デイビスと、98‐92ガルシアのスプリット。

ガルシアは前日計量で160ポンドのミドル級リミットを5ポンド以上オーバー。再計量でも163.2ポンドまでしか落ちず、当日の水分補給条項が両陣営により同意され試合は行われた。序盤戦こそよかったガルシアは、その後失速。スプリットの判定となったが、98‐92ガルシアはあり得ないと批判されている。